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インタビュー:ジェローム・ボアテング

「このタイトルもミュンヘンに持ち帰りたい」

アガディールのバイエルン宿舎は、ヤシの木に囲まれている。すぐ隣にはゴルフ場があり、数キロ先にはビーチも見える。もっともFCバイエルンは、海水浴を楽しむためにモロッコに来たわけではない。
「このタイトルもミュンヘンに持ち帰りたい」とジェローム・ボアテングが言うように、FCBはクラブワールドカップ制覇を目指してモロッコに乗り込んできたのだ。本サイトfcbayern.deでは、バイエルンのセンターバック、ジェローム・ボアテングの特別インタビューをまとめて紹介する。

インタビュー:Jérôme Boateng(ジェローム・ボアテング)

fcbayern.de:「ジェローム、長い一年もいよいよ大詰め。最後に今年5つ目となるタイトル獲得のチャンスが巡ってきたけど、まだ体力は残っている?」
Jérôme Boateng:「気持ちの問題だ。当然疲れはきている。だけど2試合ぐらいなら気持ちでなんとかなる ― なんとかしてみせるさ。このタイトルもミュンヘンに持ち帰りたい」

fcbayern.de:「モロッコは異常なまでの盛り上がりを見せているけど、君はこの大会をどう見ている?」
Jérôme Boateng:「とても真剣にとらえているよ。将来この大会に再び参加できるとは限らない。サッカー選手なら誰もが一度は出場してみたい大会だ。参加できるだけで十分なモチベーションになる」

fcbayern.de:「火曜日は、アジア・チャンピオンズリーグを制した広州恒大との対戦だね」
Jérôme Boateng:「重要なのは、集中してプレーすること。技術面とフィジカル面では我々が上。だが小柄で俊敏な選手を大勢相手にすることになる」

 fcbayern.de:「君は最近FCバイエルンとの契約を2018年まで延長したけど、バイエルンが君にとって完璧なクラブである理由を聞かせて欲しい」
Jérôme Boateng:「居心地がとてもいい。初日からそうだった。クラブ、サポーター、ミュンヘンという町、全てが最高。この素晴らしいチームの一員でいられることを誇りに思う。FCバイエルンを経験した選手なら、二度とここを離れようとは思わない」

fcbayern.de:「先日、ヘルプストマイスターが決まったけど」
Jérôme Boateng:「俺の知る限り、チーム内でこれを話題にしているやつは一人もいない。いいことだ。というのも、シーズンの半分が終わったに過ぎないのだから。非公式タイトルをもらっても、なんの価値もない。だが後季に向けて最高のポジションを確保できた」

fcbayern.de:「ブンデスリーガでの最大のライバルは、ドルトムント、それともレヴァークーゼン?」
Jérôme Boateng:「レヴァークーゼンが敗れたおかげで少し余裕はあるが、現在はレヴァークーゼンが一番の追っ手。彼らは、これまで素晴らしい戦いを見せている。ドルトムントは、ケガ人が多かった。彼らが戻ってくれば後季は勝ち点をどんどん重ねてくるだろう。重要なのは、我々が冬休み後の初戦から集中してプレーし、気を緩めないことだ」

fcbayern.de:「2-3で敗れたマンチェスター・シティー戦が良い教訓になったのでは?」
Jérôme Boateng:「そうだね。余裕をこいて手を抜けば、勝つことなど不可能であることを思い知らされた。特に強豪チームを相手にしたときは、すぐ痛い目を見る」

fcbayern.de:「最近ずば抜けたパフォーマンスを維持していた君自身もあの試合は微妙だったね。ああいう試合のあとはどうしているの?」
Jérôme Boateng:「自己批判が大事だと思う。当然ながらミスは起きる。俺もサイボーグではないからね。でもあまりに悔しくて、帰宅するなり試合をビデオで見直して分析した。なぜあのようなミスを犯してしまったのか。どうしてあのような状況になったのか。翌日の練習では、その場面を再現して、正しく対処できるように練習する。そうすれば大概うまくいく」

fcbayern.de:「総合的にはずば抜けた1年だったね」
Jérôme Boateng:「俺のキャリアでも最高の1年だった。そしてここモロッコでさらにタイトルを獲得することができる」

fcbayern.de:「君自身も、もの凄い成長を見せたが、どうやってのけたの」
Jérôme Boateng:「自分に厳しく鍛えただけさ。1対1の場面ではよりクレバーに、ボールを持てばより冷静に、ビルドアップはより正確に、守備でのヘディングはよりダイナミックに、ポジショニングはより確実に。より高いレベルに到達できたと実感している。だが俺はまだ若い、まだまだポテンシャルも秘めている。特に攻撃ではヘディングでもっとゴールを生み出したい。これだけ身長があるにもかかわらず、ゴールを決めるのが利き足ではない左足で上隅へ狙い澄ましたシュートだなんて、おかしな話だろう…笑(ボアテングは、11月9日のアウクスブルク戦(3-0)で左足でゴールを決めている)」

fcbayern.de:「特にフィジカルと瞬発力が魅力だよね」
Jérôme Boateng:「瞬発系のトレーニングはよくやっている。だがこの点でもまだやれることはある。大柄な選手は、最初の5メートルの瞬発力と素早い身のこなしを鍛える必要がある」

fcbayern.de:「ブラジルワールドカップがいよいよ来年に迫っているけど、わくわくする?」
Jérôme Boateng:「抽選会を見ていてウズウズしたよ。特にガーナのくじが引かれたときはね。またしても兄弟対決になるなんて、信じられない。沢山試合に出場できることを祈っている。だが口先で要求するのではなく、自分のプレーで代表監督を説得してみせる。とはいえ、まずはFCバイエルンに集中したい」