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不幸中の幸い

教訓を得た、グループ予選

水曜日の敗戦の後、選手たちはほとんど無言で重苦しい空気の中、インタビューに応じていた。ダンテは憂鬱な面持ちで首を横に振りながらコメントを残し、ミュラーも気の向かない表情で試合を振り返った。選手たちはまず、2-3での逆転負けを喫したマンチェスターシティ戦をしっかり消化する必要がありそうだ。

「簡単に勝つことができていたはず」と、2つの相反する感情が混合する複雑な顔つきでコメントに応えた表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲ。というのも、バイエルンは試合開始12分と経たずしてミュラーとゲッツェのゴールで2点差をつけ試合を完全に支配していたからだ。ルンメニゲは最初の20分間でのマンチェスターシティを、「K.O.寸前のボクサー」と例え、「仕留めるのを忘れてしまった。それが自分たちに返ってきた」と試合を振り返った。

一方シティは、28分にダヴィド・シルヴァが1点返し、58分にはダンテがPKを与え、アレクサンダー・コラロフが同点弾を挙げる(ダンテ「個人的な見解ではあれはPKではなかった」)。そして62分にバイエルン自らのミスが原因でジェームズ・ミルナーが逆転ゴール。チーム全員が、不必要な敗北だったと同意見に達した。「これを教訓にして学ばなければならない。試合が20分で終わるわけではない。シティのようなチームが相手の時は特にね。勝てた試合を落とした、と言うより勝たなければいけない試合を落としてしまった。少し反省が必要」とルンメニゲ。

軽率すぎる

「(メディアでは機械のように勝利を重ねていると言われているが)人間らしい部分がでてしまった。軽率すぎるプレーだった」とコメントしたのはミュラー。リベリーも「最高のスタートを見せたが、その後は崩れてしまった。勝利への貪欲な気持ちをもう一度持たないといけない」と述べ、さらに「2-0になってから集中力が欠けていた。前線からのプレスが弱くなり、ミスが増えた。もしかしたら、今日の試合は簡単だと思ってしまったのかもしれない」と続けた。

そうこうしているうちにマンチェスターシティが息を吹き返し、バイエルンのCL連勝記録を10でストップさせ、グループ予選史上初となるはずであった6戦6勝の夢を打ち破った。それに対してGKマヌエル・ノイアーは「少し残念」と話しながらも、「一番大切な試合だったわけではない」と気持ちを打ち明けた。ルンメニゲも「不幸中の幸い。負けても何も変わらない。一位通過に変わりはない」とコメントしている。

今日の結果は悲しい

このマンチェスターシティとの経験が役立つ日が来るかもしれないことを、指揮官グアルディオラも指摘している。「負けていい試合などないが、ブンデスリーガやヨーロッパでの試合に勝利することがどんなに難しいかを実感するためにも、このクラブチーム、監督、そして選手たちが負けを経験することは必要かもしれない」。敗北から学び、ポジティブに捉えることも重要なようだ。「(この敗戦は)痛手ではない」とルンメニゲ。

「グループでは一位だが、今日の結果は悲しい」と試合を振り返るリベリーは、「今は切り替えて、土曜日のハンブルガー戦をしっかりと戦う」と力を込めた。ルンメニゲも「勝利しなければならない。勝利したい。そうすれば秋シーズン時点ではマイスターということになるし、昨日の試合も予選突破とは関係のない試合だったのだから」。