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勝ち点53

ロッベン「落ち着いて待つ」

夕方5時半、アリアンツ・アレーナでキックオフの笛が鳴り響いた瞬間から、スタジアムはFCバイエルンミュンヘンの独壇場と化した。地元のファンの大歓声を背中に、フランクフルトに鳥肌を立たせるほどの支配率と猛攻で圧倒したFCB。華麗なパスワークと大量のゴールを生み、まさに試合を観戦した全ての人を魅了したサッカーを見せ、最終的には5-0で快勝を収めた。

「我々はラインを下げてスペースを潰したかったが、うまくいかなかった」と、フランクフルト監督アルミン・フェーも試合後の記者会見でコメントし、さらに「あんなに強いバイエルンは今まで見たことがない。なんというプレーの華麗さ。なんというペースの速さ」と、完敗を認めさせた。その一方的な試合内容は、昨年の夏に移籍してきたチアゴのボールタッチ数にも反映されている。同試合でチアゴのボールタッチ数はブンデスリーガ過去最高の185回に達し、欧州サッカーでベストの記録を持つセルヒオ・ブスケツの190回まであと一歩のところまで迫った。

バイエルンSDマティアス・ザマーは、「彼は素晴らしい選手だ。信じられないほどの存在感があり、世界最高峰のプレーをしていた」と評価。指揮官グアルディオラも、「彼にとってとても大きな記録だ」と付け加えた。だが、その自信の記録に対して相変わらず謙虚な態度を見せるMFチアゴは、「そんなに重要ではない。大切なのは僕たちがどういうプレーをしたかだ。その試合のプレーは素晴らしかったし、僕たちは幸せだ」と、チーム全体のパフォーマンスを賞賛した。

リベリーが復帰

ピッチに勝者は一人しかいないと言わんばかりのプレー振りを見せ、自身の復活を飾ったのはフランク・リベリー。同選手は、「すぐに攻勢に入り、はっきりと前に向かってプレーしていた」と、この試合を分析。指揮官グアルディオラも、「アリアンツ・アレーナでこんなにたくさんチャンスを作り出したのは初めてだ。小さなスペースを見つけることができた。選手たちを祝福したい」と、今までで最高のホーム戦となったこの試合を喜んだ。

全体的に試合を支配していたが、その中でもマリオ・ゲッツェ、マリオ・マンジュキッチが目立ったプレーをしていた。前半12分、マンジュキッチが頭で落としたボールをゲッツェが胸トラップした後、見事なボレーでゴール左隅に突き刺し先制に成功。同44分には再びマンジュキッチのアシストでリベリーが復帰後初ゴール挙げる。後半22分には途中交代したアリエン・ロッベン、同24分にはDFダンテがゴールを挙げ、試合終了間際にはマンジュキッチが自分で押し込み最終的なスコアを5-0とした。

今季、これまでバイエルンが獲得してきた勝ち点にはファンも驚きを隠せていない。獲得可能な勝ち点が「57」に対して、今のころの勝ち点を「53」としている。グアルディオラが、「非常に満足できる」とコメントするのも納得できる。主将フィリップ・ラームは、「FCバイエルンとして勝ち点13のリードを持っていれば、もう止められるのは自分たちしかいない。だが、それはあってはならないこと」とコメント。自分たちで勝手に失速するといったことが起きないためにも、FCBには高い集中力をキープすることが求められる。

次節はバイエルン州ダービーとなる、FCニュルンベルク戦が控えている。その後はハンブルクでDFBポカール、BLのフライブルク戦、そしてCLの決勝トーナメント初戦FCアーセナル戦が待ち構えている。ロッベンも、「まだ大事なビッグマッチが残っている。落ち着いてその日を待つよ」と、先を見据えた。