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監督も「脱帽」

FCB、「また一歩前進」

16日(日)、ミュンヘンの天気は荒れ模様。それでも、ゼーベナー・シュトラーセの練習場にはおよそ1,000人のファンがバイエルンのスター選手の練習風景を一目見ようと詰めかけた。守備に徹したバイヤー・レーヴァークーゼンと対した昨日土曜の一戦(2-1で勝利)に先発したバスティアン・シュヴァインシュタイガー、マヌエル・ノイアーらは、トレーニングセンター内で疲労回復に徹していたが、フィールド上にはフィリップ・ラーム、フランク・リベリー、ティアゴといった豪華な面々が姿を現し、集まったファンを喜ばせた。

「最高のゲームになる予定だった。だがレーヴァークーゼンは全力をあげ、その阻止に徹していた」とトーマス・ミュラーは守備的な相手を振り返る。相手の「亀作戦」のせいで「途中眠気すら感じた。全力を出し切ることができなかった」そうだ。マティアス・ザマーも「我々は間違いなくゲームをコントロールしていたが、プレースピードがいくらか遅すぎた。輝きを放つことはできなかった」と似たような発言だった。

 だが最終的にはバイエルンの順当勝ち。シュート数23対6、80%弱のボール支配率、パス成功数824対209と試合の統計データもそれを物語っている。バイエルンは、24度目のリーグ優勝に向け、着実に前進し続けているわけだ。2位に勝ち点差23をつけているFCBは、順調にいけば来週末のアウェイのマインツ戦で早くも連覇を決める可能性がある。「また一歩前進できた」とアリエン・ロッベンは総括した。

 気を引き締めて

マインツ戦の次はベルリン、そしてホームでのホッフェンハイム戦と続くが、何よりも重要なことは、今後数週間で「集中」を切らせないことだとペップ・グアルディオラとザマーは口を揃えて話している。「ほかのことに気を取られやすい状況にあるが、リズムを失うようなことがあってはならない」とザマーは忠告し、いくら「現状に余裕があるとはいえ」手を緩めてしまわぬよう「最前の注意を払うべき」だと要求。レーヴァークーゼン戦を制し、今季これまでの25試合で獲得可能な勝ち点75のうち、わずか4点しか取りこぼしていないバイエルンも、昨夜の試合の序盤では苦戦を強いられた。

「ビルドアップがうまくいかなかった」とグアルディオラは分析し「前半終了間際に得点を決めることができてラッキーだった」と続けた。得点を待ちわびるファンに歓喜をもたらしたのは、マリオ・マンジュキッチ(前半44分)のヘディングゴールだった。さらにFCBは後半立ち上がり、シュヴァインシュタイガーの直接フリーキック(後半7分)でリードを2点に広げ、後半ロスタイムにシュテファン・キースリングに1点許すも、2-1で勝利をものにした。

「後半の方が遥かによかった」とグアルディオラは述べ、ザマーは「ゴールを生んだ個の力」を評価。ホームゲームを危なげない勝利で飾り、またしても記録を更新したFCBのミュラーは「50試合連続無敗は尋常ではない。大した記録だ。でも17連勝というのも、圧巻だ。脱帽する」と語った。