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インタビュー:ルンメニゲ【第2部】

「7月1日、時計の針はまた0に戻る」

FCバイエルンは今年も2冠という素晴らしい成績でシーズンを終えることができた。代表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲは「ただ満足なだけではなく、非常に満足することができた」とシーズンを振り返った。fcbayern.deではインタビュー第2部としてシーズンの総括、そして来シーズンに向けての展望をお聞きした。

インタビュー:ルンメニゲ【第2部】

fcbayern.de:ルンメニゲ氏、今シーズン前には、3冠を達成した後でもハングリーさが残っているかどうかを考えていたかと思います。結果として2冠を達成しました。

ルンメニゲ:今シーズンについてはただ満足というだけではなく、非常に満足ができた。普通であれば、3冠を達成した翌シーズンというのは非常に困難な1年になるものだ。モチベーション、気合い、意志というものが数パーセント欠けるものだ。しかし全くパフォーマンスの衰えを感じさせることがなかった。むしろ全くの反対だ!

fcbayern.de:ペップ・グアルディオラが担った部分というのは?

ルンメニゲ:チームそして特に監督は素晴らしい仕事をやってのけた。ペップは新しい刺激を与えてくれた。選手に新しいやり方・プレースタイルを要求し、サポートをした。彼のおかげで崩壊を避けることができた。

fcbayern.de:今シーズンで最も素晴らしかった瞬間というのは?

ルンメニゲ:ドルトムントを下して手にしたDFB杯優勝だ。第27節終了時でリーグを制覇し、7週間もマイスターシャーレ(優勝皿)を待たなければならなかった。そうなれば気持ちの面でもそこまでというのは。しかしDFB杯決勝はあの緊張感でさらに延長戦に突入し、そうして訪れた歓喜の瞬間だ。素晴らしかったよ。

fcbayern.de:DFB杯決勝戦後には多くのところでゴール判定技術導入について話されています。そんな中、FCバイエルンは改めて導入賛成の意向を表しています。今回は可決に必要な3分の2以上の賛成が得られると思いますか?

ルンメニゲ:まずこの可決が12月に行われるというのが気に入らない。こうしたことは必要な時に決めてしまわなければ。それが今のはずだ。DFL(ドイツリーグ協会)、各クラブにとって非常に重要なことだ。ラうベル氏(DFL会長)は月曜日にあるインタビューでゴール判定技術導入について話していた。DFL会長として旗を掲げなければならない時だ。クラブごとに16万ユーロはかかる。しかし今のサッカー界で動いていることを考え、導入することで得られる信頼を考えれば、それ額以上の価値があるはずだ。

fcbayern.de:残念だったのはやはり、0-4で敗れたCL準決勝第2戦、ホームでのレアル・マドリード戦だと思われます。まだよくあの夜このことを思い返しますか?

ルンメニゲ:あれを忘れることはできない。とくにペップはね。我々はリーグ戦で緊張感を失くしてしまったことの代償を、あの夜に全て支払う羽目になった。しかし非常に学ぶことが多かった敗戦でもあった。試合後にペップがすべての責任を背負い込んだのには驚かされたし、注目すべき点でもある。今日のサッカー界ではああした姿は普通のものではないからだ。

fcbayern.de:どの選手に今シーズンでは特に熱狂させられましたか?

ルンメニゲ:チーム全体がまずは素晴らしかった。その上で何人かの選手は極めて優れたプレーを見せてくれた。アリエン(ロッベン)はセンセーショナルなシーズンだった。ワールドクラスだ。フィリップ(ラーム)もまた素晴らしかったし、マヌ(ノイアー)もゴール前で何よりの保険だった。それでも来シーズン、今シーズン以上に数%バージョンアップしなければならない選手もいる。

fcbayern.de:2年連続でこれほどタイトルを獲得すると、来季での期待も非常に高いものになります。

ルンメニゲ:プレッシャーは問題ない。この2年間、チームは世間の期待に応えることにいつも成功してきた。

fcbayern.de:ワールドカップ後に行われることになる来シーズンはどれだけ難しいものになると思いますか?

ルンメニゲ:ワールドカップは選手からシーズンを乗り切るための力を消耗させる。彼らはブラジルで限界まで力を出し切るだろう。しかしだからと言って1年間休ませてくれとは言えない。選手には十分なだけの休息期間が与えられる。それに新加入選手が新しいインパルスを加えてくれるだろう。7月1日、時計の針は0に戻る。新しくやり始める。