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「さあ準備しよう!」

ベッケンバウアーがFCBのブランド大使に

階段を上ってメディアセンターの壇上に上がり、カール=ハインツ・ルンメニゲとイェルク・ヴァッカーの隣の席に着いた時、彼は幸せそうな表情を浮かべていた。1959年以来、フランツ・ベッケンバウアーはこのクラブと強い繋がりを持っている。まずは選手として、次に監査委員会役員長、会長、名誉会長。そして、この帝王にはFCバイエルンでさらなる役職が待ち構えていた。それは国際的なブランド大使。ベッケンバウアーを最高の広告担当としてFCBは北アメリカで更なるビジネス拡大を試みる意向だ。

同大使には24度のドイツマイスターに輝いたクラブの顔として、アウディのUSAサマーツアー2014(Audi Summer Tour USA 2014)で派遣チームを統率し、有力なスポンサーとの関係を築くという重大な役割が与えられた。「目的は、この世界でバイエルンミュンヘンというブランド名を広めること。だが、もちろんそれだけでなく財政的な面で利用価値のあるものを見つけたい」と、代表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲが水曜日の記者会見にてコメント。

バイエルンはUS市場における、特にマーチャンダイジングの分野で利益向上を図っている。その際に、過去ニューヨーク・コスモスでもプレー経験を持つベッケンバウアーの名前が挙がったわけだ。「彼の名はクラブ史の中でも断トツで有名。サッカー界で最も高い評価を得ている男だ」と同大使を絶賛するルンメニゲ。国際化戦略部長のヴァッカーも「フランツはずば抜けた好感度と今後役に立つであろう非常に幅広いネットワークの持ち主だ」とベッケンバウアーの必要性を強調した。

「第1回目の訪問にしたい」

先週ルンメニゲとヴァッカーがこの話を打診した時、ベッケンバウアーの決断は非常に早かったという。「FCバイエルンが必要としてくれるのであれば」と返答した大使。同68歳は特有の好感が持てる言い方で「そこで我々ができることはいくつかある。しっかりとそのことに従事するのは今しかない。さあ準備しよう!」と力を込めた。

そして、アウディUSAサマーツアーの期間中にバイエルンは2つのテストマッチが組まれている。まずはニュージャージーが開催地となるメキシコ王者CDグアダラハダとの一戦(8月1日、日本時間午前9時)、そしてポートランドでメジャーリーグサッカーのオールスターチーム(8月7日、日本時間午前10:30)と対戦する。そのオールスターチームには代表選手も全員加わる予定で、最後の合流組みは8月5日に各々の休暇を終えて参戦する予定だ。だが、このツアーの目的にあくまで「FCバイエルンというブランドをグローバルに強くすること」にあるとするヴァッカー。

ルンメニゲも「今夏を第1回目のUSA訪問にしたい」と話し、「継続的な交流」を望むことを強調。「我々はただ単に1週間アメリカへ渡ってお金を稼ぎ、残りの51週間(1年間)何もしないというつもりではない」フィリップ・ラームやバスティアン・シュヴァインシュタイガー、そしてベッケンバウアーのようなスターと共に、アメリカにFCバイエルンのユースチームやバスケットボール選手、女子チームを宣伝する計画だ。