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とにかくハッピー

自身初のポカール決勝戦を楽しみに待つダンテ

「Happy」-週間チャートでナンバー1に輝いた米国歌手ファレル・ウィリアムスの歌である。まさにバイエルンDFダンテのために作られたような曲だ。その優しい笑顔から常に周りの雰囲気を良くしているダンテが、1年ほど前に「僕たちはマイスターを勝ちとって・・・、そしてポカールも」と、その曲の替え歌をビデオメッセージとしてチームメイトに送り、その後その曲はドイツの週間チャートでもトップにノミネートされた。

ウェンブリーで行われた昨年のチャンピオンズリーグ決勝、対ボルシア・ドルトムント戦の数日後に迎えたDFBポカール決勝、対シュトゥットガルト戦をCBダンテは欠場していた。ちょうどブラジルで開催されたコンフェデレーションズカップへの準備も始めなければならなかった同選手は「その場にいれなかったことが悲しかった」と当時を振り返る。ちょうど三冠を獲る前のチームを鼓舞するために、突然の思いつきで撮影されたビデオメッセージだった。

「細かいディテールが決め手となる」

前回は見守ることしかできなかった同ブラジル代表だが、ようやくその遅れを取り戻すことができる。今週土曜日にベルリンでポカール決勝戦を迎えるFCバイエルンだが、今回はダンテも一緒。同選手は「昨シーズンの時はブラジルにいた。だから今回ベルリンに行けることがとても嬉しい。ポカールを自分の手で勝ち獲り、それを感じたい!」と火曜日のトレーニング後にコメントした。

ただし、タイトルを手に入れることはそんなに簡単なことではない。なぜなら、その相手はウェンブリーの時と同様にBVBだからだ。「ドルトムントは好調」と相手を分析するダンテ。そして「だが、それは僕たちも同じ。トレーニングでもわかる」と自信を表し、「より多くを欲しがった者、より集中した者が勝利する。小さなディテールが決めてとなるだろう」と互角の戦いになることを予想した。

リスペクトはするが、恐れない

2013年11月のブンデスリーガ第1戦では同チームに3-0で勝利しているが、逆に第2戦目では0-3で敗北を喫しているバイエルン。しかし、マイスターになったあとは「より大きな自信」を持っていると説明するダンテ。「シーズン全体を通してとても良いプレーをしてきた。タイトルを獲るために全力を尽くす」

攻守の切り替えが非常に早いドルトムントと戦うためには、「ピッチ上の11人だけでなく、メンバー入りした18人全員が最高のパフォーマンスを見せる必要がある。常に集中していなければならない」と課題を指摘。さらにダンテは、来季からFCBに加わる世界最高峰のFWロベルト・レヴァンドフスキだけでなく、ムヒタリアンやオーバメヤン、そしてグラードバッハ時代のチームメイトであるマルコ・ロイスもキープレーヤーとして名を挙げた。ロイスに至っては「僕は彼の一ファンだよ」と賞賛。

ダンテは「いつものようにリスペクトを持っている。だが、恐れてはいない。最高のポカール決勝戦になると確信しているよ」と、土曜日を見据える。しかし、今回は歌を歌ってのビデオメッセージはしないようだ。同選手は、「去年はタイトルを全て獲れたが、今年はCLを逃してしまった。だから歌を歌うことはできない。今はきちんと決勝戦に集中する必要がある」と力を込めた。だが、ポカールの決勝戦で勝利を収めれば「Happy」になることは間違いない。