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「トーマスは成熟した」

ミュラー「ここが僕の故郷」

トーマス・ミュラー、人気者、高いチームへの貢献度、バイエルン出身。彼こそがFCバイエルンミュンヘンに完璧にフィットする理想像だろう。ワールドカップ開幕直前の水曜日、自身のバイエルンでの契約を2019年まで延長したばかりの同選手が、「ここが僕の故郷。ここが僕のクラブチーム。僕にとってのこの特別なクラブで、もっとたくさんのタイトルを勝ち取っていきたい。僕はとても幸せだ」と、心の内を明かした。

クラブとの契約合意を経て、自身2度目の参加となるW杯へより高いモチベーションで臨むことができるミュラー。南アフリカでの前回大会で華々しい活躍を見せた同選手だが、今回はまったく違う大会になると予想している。同大会で代表デビューと同時に得点王に輝いたミュラーが、「2010年のときはぶっつけ本番で、いきなりピッチに送り込まれた。自分に何が起きたのかすぐにわからなかったよ」と、当時を振り返る。そして、「今は、ワールドカップ自体を始まる前からしっかり実感できているよ」と、環境の変化を説明。

当時まだ20歳だったミュラーは、前回大会で5ゴール3アシストをマークし、ドイツ人3人目となる得点王に輝いていた。歴代ドイツ人得点王はゲルト・ミュラー(1970年メキシコ大会/10ゴール)とミロスラフ・クローゼ(2006年ドイツ大会/5ゴール)。実はミュラーは、南アフリカW杯が開幕するたった3ヶ月前に代表戦デビューを果たすという新参者だった。

「トーマスは本当によくトレーニングを積んだ」

しかし、2010年と比較されることを負荷とは捉えず、むしろやる気へと変換させている同FWは、「再び得点王になることは、現実的に考えると難しい。今までそれを成し遂げた人がいないからね。でも、だからと言ってそれを試みないって言っているわけではないよ」とコメント。いつも記者の質問に快く答え、ポジティブに返してくれるのが誰からも好かれる典型的なミュラーだ。

そして、チームマネージャーのオリヴァー・ビアホフは、「ひょうきん物だけど、常に勝ちたがっている」と、ミュラーの性格を説明。ミュラー本人も、「いつもできるだけ高い目標を達成したいと思っている」と、自分について語った。確かに、イタリア・ボルツァーノで彼にインタビューを行ったときも、彼の地元で行われたテニス大会の大人部門に12歳の頃参加した話をして、「そこでも勝とうとしていた。しかも、運よく勝つことができたよ」といった負けず嫌いなエピソードを聞かされていた。

レーヴ監督も、「トーマスは本当によくトレーニングを積んだし、良いプレーをした」と、熱く語る。「右サイドだろうとトップだろう関係ない。彼はピッチでチームを先導する一人だ。彼は信頼できる。数多くの代表戦でもそれを証明した」と、レーヴのアシスタントコーチも絶賛。さらに、「トーマスは成熟している」と、今大会での活躍に太鼓判を押した。同選手は直に代表50試合目を迎える。