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「それだけだ!」

ミュラー「ボールと頭を使ってアメリカ戦に臨む」

2-2で終えた前節のガーナ戦で、試合終了間際に右目尻に切り傷を負ったトーマス・ミュラー。一瞬ボクサーのような顔にも見えるが、当の本人は「ボクサーみたいに見えたとしても、問題ないよ」と、自身のツイッターアカウントで冗談を織り交ぜながら状態を報告した。

心配を拭い去った訳は、当然ミュラーが次戦に出場するということだろう。ドイツ代表は木曜日、レシフェでユルゲン・クリンスマン率いるアメリカ代表とグループ首位通過を懸けて戦う。だが、得失点差でアメリカを上回るドイツがやや有利といったところだ。ミュラーは「1位通過をはっきりさせたい。それだけだ!ボールと頭を使ってね」と次戦への意気込みを述べた。

確かに予選ではあるが、次の試合が決勝戦ほどの重要な試合であるということは、代表メンバーも承知しているようだ。2010年の得点王ミュラーは、「この大会は本当に気をつけなければならない」と注意を喚起し、「思っているよりも早く終わってしまい、次の試合はテレビで見ているなんてこともあり得る」と続けた。一瞬のうちに終わってしまうというのは、特にスペインやイングランド、イタリアといった強豪国が思い知ったに違いない。

「引き分けは選択肢にない」

予選敗退が決定したイタリア代表は、その決め手となった最後のウルグアイ戦で必要なものは、勝ち点1、すなわち引き分けだった。今のドイツと同じように。一か八かの戦いには絶対に関わりたくないと主張するミュラーは、「ガーナ戦の後の僕を見た人は、引き分けが選択肢にないことがわかったはずだ」と、次戦でも全力を注ぐことを約束した。「このような試合に入るべき形で次の試合に入る。自分たちのサッカーのプレースタイルを貫き通す」とミュラー。

ドイツの攻撃の士気はもちろん、今大会ですでに3ゴールを挙げ、ネイマール(4ゴール)に次いで得点ランキング2位につけているミュラーに懸っている。だが、ミュラーにとってはゴールデンシューズ賞を獲得することが最大の目標ではない。「それは最終に付いてくるおまけのようなものだ。僕の目標は得点王になることではなく、優勝すること」とミュラー。もちろんボクシングではなくサッカーで。