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ミュンヘンに帰還

アメリカツアー終了:「すさまじかった」

「未明」のサッカーは、さすがの世界チャンピオンといえども、片手間で片付けるわけにはいかなかったようだ。バスティアン・シュヴァインシュタイガーは「目を覚ましているだけで大変だった」と明かし、アリエン・ロッベンは「変な気分」と、ドイツ時間に直すと木曜早朝4時にキックオフを迎えたポートランドでのMLSオールスターズとの一戦を振り返った。FCバイエルンは、結果的には1-2で敗れはしたが、フィリップ・ラームらがフィールドに姿を現すと、アメリカのサッカーファンの間には大歓声が巻き起こり、アウディー・サマーツアー2014は成功裏に終わった。

「アメリカでは、すばらしい大歓迎を受けた」と、グローバル戦略部門を担当するヨルク・ヴァッカー理事は振り返る。
「ワールドカップでアメリカ全土がサッカーフィーバーに陥ったことを肌で実感した」
MLSオールスターズとのこの一戦を「すさまじかった」と述懐したシュヴァインシュタイガーは、ほかのドイツ代表メンバーや、オランダ代表のアリエン・ロッベンらと共に、わざわざこの試合のためだけに、アメリカに移動したのである。
「ポートランドの人々は、試合前も試合中も素晴らしかった。こういう雰囲気でサッカーをするのは最高だ」

ポートランドのプロヴィデンス・パークで、観客が世界王者に輝いた代表選手を目のあたりにすることができたのは、ほんの数分間だけ。だが彼らは、チーム練習に参加する機会もないまま、いきなりポートランドのフィールドに立ったのだ。最初にマヌエル・ノイアーが途中出場すると、開場には拍手の嵐が巻き起こり、続いてジェローム・ボアテング、ラーム、シュヴァインシュタイガー、マリオ・ゲッツェ、トーマス・ミュラー、ロッベンと、W杯組が次々と登場した。会場につめかけたサポーターは、思わず席から飛び上がり、スマートフォンやデジカメを片手に一生懸命記念写真を撮り続けていた。

「練習のリズムを取り戻す」

FCバイエルン一行は、試合後すぐにミュンヘンへの帰路についた。ルフトハンザの臨時便は、約10時間の空の旅を経て、ドイツ時間の7日(木)午後7:27にミュンヘンに着陸。
「いよいよ始まる」とロッベンは「一刻も早く練習のリズムを取り戻さなくては」と語った。

ペップ・グアルディオラも、一段と気を引き締めて指揮を執ることになるのは確実だ。というのも早くも13日(水)にはドルトムントで行われるDFL(ドイツサッカーリーグ)主催のスーパーカップを控えているからだ。今シーズン最初のプチタイトルをかけた真剣勝負になる。ワールドカップ優勝を果たしたドイツ代表勢に残された時間はあまりに短いが、その分新加入のロベルト・レヴァンドフスキを筆頭に、フランク・リベリー、ダヴィド・アラバらはすでに何週間も前からキツいトレーニングに励んできた。
「ポートランドはキャンプ地として最高だった」とヴァッカー理事は米国キャンプを振り返り「アメリカでは、FCバイエルンの名に相応しいパフォーマンスも同時に見せることができた。二つの目的を一度に達成することができた」と喜びを見せた。