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CSKA戦に向けて準備万端

「小さくはあるが、良いステップ」をしたいFCB

マヌエル・ノイアーとロベルト・レヴァンドフスキが椅子から立ち上がった瞬間、10秒間ほどであっただろうか、拍手が会場を包み込んだ。それからロシア人ジャーナリストがバイエルンの両選手と写真撮影を行ったのだが、ノイアーとレヴァンドフスキは少し驚きを隠せない様子だった。それはなんとも珍しい光景となったが、モスクワのFCバイエルンのチームホテルで開かれたこの記者会見には、少なくとも好感の持てる空気が漂っていた。チャンピオンズリーグ、CSKAモスクワ戦は火曜日(9月30日)ドイツ時間18時キックオフ。

宿泊先の2時間に及ぶ火災警報器の作動、無観客試合、記者会見後の拍手喝采。CL出張ではいくつものサプライズがバイエルンを待ち受けていた。だが、現在ロシアリーグ2位の同チームとの試合では、全てをプラン通りの展開に持ち込みたいFCB。レヴァンドフスキは「全力を尽くさなければならない」と述べ、「チャンピオンズリーグでは相手が誰だろうと関係ない。CSKAモスクワだろうがレアル・マドリードだろうが、最高のチームしかこの大会には参加しない」と気を引き締めた。

モスクワのCLでの最近の成績は一見良くない。と言うのも、同チームはCLでの直近5試合に全て敗れており、ローマとの初戦も1-5で大敗を喫している。しかしペップ・グアルディオラは、火曜日に待ち受けるのは「とても良いチーム。前へのプレースピードが特に速い」と対戦相手を称賛。それに加えバイエルンは無観客試合のスタジアムの雰囲気にも慣れる必要がある。「少し変な感じだ。まだこのようなことは経験したことがない。初めてのことだ。今回が最初で最後であることを願う」とグアルディオラ。

モスクワの気温は10℃

朗報となるのは、一緒に同行した20人のメンバー全員がコンディション万全で起用可能だということ。メディ・ベナティアとジェローム・ボアテングは筋肉系の問題を克服し、誰一人欠けることなく、メンバーが全員が天然芝のヒムキ・アレーナで最終調整を行った。一方CSKAサイドは、ポントゥス・ヴェアンブローム、アラン・ジャゴエフ、そして負傷中のヴィチーニョの欠場が決まっている。

「引き続き前に進み、もちろんモスクワでも勝利を収めたい」と、意気込みを述べたのはマヌエル・ノイアー。そしてこの試合はグアルディオラにとって、決勝トーナメントへの「小さくはあるが、良いステップ」だと言う。さらに「このグループは非常に危険で、高い集中力を保ち試合に臨まなければならない」と警笛を鳴らした後、「まだまだ今シーズンの序盤にいる。我々は先月よりも少し改善されたが、まだベストの状態ではない」とチームの現状を説明した。

昨シーズンもグループ予選でモスクワと対戦したバイエルンだが、その時は2試合ともに勝利を挙げている。アリアンツ・アレーナでの1stレグは3-0、アウェイでの2ndレグは3-1というスコアだった。今回は試合は昨シーズンより良い環境で行われる可能性が高く、火曜日の晩は気温10℃前後になると見込まれている。当然、これ以上のサプライズはなんとしても阻止したいところだが、ノイアーが「全ての試合が難しい。それは僕たちがアウェイでバテ・ボリソフに敗れた時にも証明されている」と一昨年のシーズンを振り返るように、細心の注意を払って試合に臨むことが求められる。