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世界王者クラーマー、独占インタビュー

「いつものブンデスリーガとは、わけが違う」

フィリップ・ラーム、バスティアン・シュヴァインシュタイガー、マヌエル・ノイアーはともかく、クリストフ・クラーマーとなると、数ヶ月前までは、一部の「通」を除きそれほど知られていない選手に過ぎなかった。そんなボルシア・メンヒェングラットバッハのミッドフィールダーの23歳のクラーマーも、今ではワールドカップ優勝メンバーの23名にその名を刻んである。Fcbayern.deでは、FCバイエルンとの対戦を前に、クラーマーの単独インタビューを行い、W杯をともに戦ったミュンヘンの仲間たちとの関係や、彼自身のサクセスロードについて話を聞いた。

インタビュー:Christoph Kramer (クリストフ・クラーマー)

fcbayern.de:「クラーマーさん、こんにちは! まずは、23日(木)夜のリマソル戦の勝利、おめでとう。ヨーロッパリーグの舞台で5-0。W杯で優勝した君にも満足できる結果だった?」
Christoph Kramer: 「ええ、とても! どうしてもこの勝ち点3が必要だった。この勝利で少しリラックスして順位表を眺めることができる。常に高い集中力を維持するのは簡単なことではないからね。今度の日曜のビックゲームのことが頭の片隅にありながらも、うまくやれたと思う」

fcbayern.de:「君自身は、重い胃腸炎を患って、キプロスとの試合を休んでいたね。もう快復した?」
Kramer:「確かにポーランドでの代表遠征中に感染したウィルスは、なかなか強烈だった。一時的に5キロも痩せたが、今ではすっかり元通りだ」

fcbayern.de:「強烈といえば、ワールドカップ決勝戦でのノックアウトのことを思い出すけれど、その後のテレビ番組で、フィリップ・ラーム、マヌエル・ノイアーとトーマス・ミュラーに、そのことで少しからかわれていたね。彼らとの関係はとても良さそうに見えたけれど?」
Kramer:「ええ! トーマスとフィリップとは、カンポ・バイアでルームメイトだったし、マヌエルとも定期的に連絡を取り合う仲。W杯と南チロル(オーストリア)でのキャンプを合わせ、凄まじい10週間を共にした仲だから。しかも一緒にタイトルまで取れたのだから、終わりよければ全て良しではないが、絆はいっそう強くなった」

fcbayern.de:「今はどれくらい連絡を取り合っているの?」
Kramer:「たまにメールを交換する程度。でもこの大一番を控えて、しばらくは絶縁状態かな(笑)」

fcbayern.de:「2年半前、君はVfLボーフムの一員として、3部リーグ降格の危機を経験したね。それが今では世界チャンピオン。夢じゃないかと頬をつねることもある?
Kramer:「あまり実感は湧いてないんだ。というのも、少しずつ段階を踏んでたどり着いたというよりは、突然の出来事だったから。『やっと実感が湧いてきたぞ!』というときがあると思えば、『一体全体どうやってここまでたどり着いたんだろうか? 早過ぎて覚えていない』と戸惑う日もある」

fcbayern.de:「そして日曜には、FCバイエルンがリーグ2位のメンヒェングラットバッハにやってくる。現時点の国内の2強対決と言って間違いないかな?」
Kramer:「順位表は嘘をつかないからね。それも1、2試合を終えただけでなく、次はもう第9節。順位表も、ある程度の道しるべとなっている。我々が上位に食い込んでいるのは偶然などではないし、バイエルンがドイツ最強のチームであることもまた、有名な話だ」

fcbayern.de:「最近の試合では、ヴェルダー・ブレーメンがものすごく守備的な戦術を選択し、ローマは真っ向から勝負を挑んできたけど、いずれもミュンヘンが圧勝した。ボルシア・メンヒェングラットバッハの作戦は?」
Kramer:「どちらを選んでも勝てないとなるとねぇ…(笑)。でも、僕らのルシアン・ファヴレ監督には、必ず良案があると思うよ。あとは実際にふたを開けてみるだけ。確かなのは、我々が最高のパフォーマンスを発揮できる一方、バイエルンのパフォーマンスが最高のものではない限り、チャンスはないということだ」

fcbayern.de:「FCバイエルンの、ローマでの7-1の快勝については、さすがに驚いた?」
Kramer:「ええ。1-0の段階で、マヌエル・ノイアーがジェルヴィーニョのチャンスをファインセーブで凌いだときには、『これは面白いゲームになるぞ!』 と思ったくらい。でもその20分後に勝負は決まったからね」

fcbayern.de:「メンヒェングラットバッハの方が1日休みが短かったが、その影響はあると思う?」
Kramer:「それを意識し過ぎるのも問題だね。ローマでの試合も、我々の試合も、早い段階で勝負は既に決まっていたため、どちらのチームも全力を出し切る必要はなかったし。みな力は有り余っているから、問題はないはずだ」

fcbayern.de:「ボルシア・メンヒェングラットバッハは、公式戦14試合連続無敗中だけど、昨シーズンよりもさらに腕を上げたのは、どの辺り?」
Kramer:「強いて言うのであれば、層が厚くなったことかな。しかし、昨シーズンより強くなっているかどうかは、分からない。ただ、主力がほとんど残ったことで、チームとして成熟した面はあるかも。今は堅実な安定したサッカーができているし、試合中のポジショニングも良い。だから相手にあまり得点を許していない。それが負けないことに繋がっている」

fcbayern.de:「ファンにとっては、どんな試合になると思う?」
Kramer:「熱い試合(笑い)。バイエルンが来るとなると、スタジアムは決まって満席。いつものブンデスリーガとは、少しわけが違う。誰もが試合を楽しみにして、気持ちを高ぶらせている。僕らも全力を尽くさせてもらう」