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「次の試合はベンチ」

ラーム、人生初のドッペル・パックに歓喜爆発

試合後ペップ・グアルディオラは、失望感に満ちあふれていた。彼のチームが、ヴェルダー・ブレーメンを6-0で粉砕したばかりだというにもかかわらず。シャビ・アロンソ、トーマス・ミュラーが1点ずつ、さらにマリオ・ゲッツェとフィリップ・ラームが2ゴールずつ決めたというのにだ。それでもFCバイエルンの総監督は不満な表情を浮かべ、キャプテンに失望したとこう語った。
「フィリップ・ラームには少々がっかりした。ハットトリックを決めてくれると思っていたからね」
さらにグアルディオラは表情を曇らせこう続けた。
「次の試合では、ベンチにまわすかもしれない」

言うまでもなく、これはグアルディオラ流の冗談だ。彼は誰よりもラームのキャリア初のドッペルパック(1試合に2ゴール決めること)を喜んでいた。ブンデスリーガ321試合に出場したラームは、記念すべき200勝目で2ゴールをあげたのだから、これ以上ない喜びだ。ラームの200勝を超える記録を所持している現役選手は、ラームのチームメートのバスティアン・シュヴァインシュタイガー(208勝)とクラウディオ・ピサーロ(209勝)の2名のみ。最後にグアルディオラはこう絶賛した。
「いや、フィリップのことは非常に嬉しい。彼はバイエルン・ミュンヘンの歴史でも5指に入る選手だと思う。彼の監督であることを誇りに思う」

これでラームは、2003/2004年シーズンのブンデスリーガデビュー以来、通算12ゴールを決めたことになるが、その内の3ゴールはヴェルダー・ブレーメンとの試合で決めている。1試合で2ゴールを決めたのは初めてで、ラームはこう語った。
「子供のとき以来、初めてのドッペルパックだった。だから特別だ」
ドイツ代表からの引退を表明しているラームは、代表戦の中断期間を活用して、この夏、短かったプレシーズンで遅れていた分を取り戻そうと、フィジカル面を鍛えていたが、それがすぐに結実したわけだ。

マヌエル・ノイアーは、ラーム主将の2ゴールを予想していたとこう話す。
「最近ボランチでのプレーが増えてから、ペナルティーエリアに走り込むシーンが増えていた。今まではなかなかうまくいかなかったが、遂にフィリップがドッペルパックを決めることができて、みんな喜んでいる」
昨日土曜のブレーメン戦、ラームは2度ペナルティーエリア内に飛び込むと、20分と79分、ゴールネットをいずれも右足のシュートで揺らしている。

復帰を飾ったフランク・リベリーも、ラームの活躍を喜んだ。
「彼にとって素晴らしいことだ。彼はずっと前から我々にとって非常に大切な選手だ」
ラームは、リーグ最下位のブレーメン戦の2ゴールは、いつもとは微妙にポジションが違っていたことにより生まれたと、次のように分析している。
「(普段より)攻撃的なポジションだった。それが今日の自分に与えられた役割だった」
とはいえ、ラームが今後ゴールゲッターに進化していく予定はなさそうだ。
「これが(最初で)最後のドッペルパックとなるかどうかはまだわからないが、その可能性は高いと思うよ」