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シュヴァインシュタイガー復帰

「こういう瞬間は、一生忘れない」

場内はこの上ない盛り上がりを見せていた。もちろん、4ゴールが決まったこともその理由の一つだが、何より大きく盛り上がったのは後半32分、バスティアン・シュヴァインシュタイガーがフィールドに戻ってきた瞬間だ。ホッフェンハイム戦のピッチに立った世界チャンピオンのシュヴァインシュタイガーは、132日間にわたる長い負傷期間に終止符を打った。観客席からは、彼の復帰を称えるシュプレヒコールとスタンディングオベーションがおくられた。この瞬間を一番喜んでいたのは、無論30歳の当人である。

「心臓がばくばくしたよ。あんなに観客に歓迎されるなんて。こういう瞬間は一生忘れない」とシュヴァインシュタイガーは、途中出場したときの心境を明かした。この日のサポーターは、シュヴァインシュタイガーがウォーミングアップに向かったときから、彼に熱い声援をおくり続けていた。
「ファンもこの瞬間を待ちわびていたようだ」とマヌエル・ノイアーは「ウォーミングアップの時の反応がその証拠」だと語った。アリエン・ロッベンは「バスティーが入ってきた時には、鳥肌が立った」と振り返った。

シュヴァインシュタイガーは、「こんな瞬間を味わえるなんて、ここ数ヶ月、がんばって練習してきたかいがある」と雰囲気を満喫したようだ。30歳のシュヴァインシュタイガーは、フィールドに立つなり華麗なパスでゼバスティアン・ローデの今季初ゴールを演出した。この日の4点目を決めたローデは「ダブルで嬉しい」と世界王者の復帰を喜び「早く本調子を取り戻してくれるよう、願っている」と述べた。

「彼がいなくて寂しかった」

「バスティアンが帰って来てくれて、とても嬉しい」とカール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役も副将の復帰を喜んだ。
「すぐにアシストも記録してくれた。完璧だ!」
ペップ・グアルディオラ監督も、シュヴァインシュタイガーの復帰は「素晴らしい朗報だ。我々にとっても、彼自身にとっても」と語り、ノイアーはシュヴァインシュタイガーがチームにとりいかに重要な存在であるかを次のように説明した。
「長い期間彼を欠いてしまい、フィールド上は彼がいなくて寂しかったよ」
ロッベンはこう付け加えた。
「フィリップがいない今、彼こそが僕らのキャプテンだ。彼はスーパー重要だ!」

シュヴァインシュタイガーは、復帰を疑ったことは一度たりともない、と「いつも復帰を信じていた」という。ドイツ代表でも副将を任されている彼は、膝蓋腱炎の症状に悩まされ、メンタル的にもキツい時期が続いていた。
「辛抱強さが問われたが、クラブからいくらでも時間をもらったおかげで乗り越えることができた」と彼は話している。最後にシュヴァインシュタイガーは、この後も暖かく見守っていて欲しいとこう語った。
「まだまだ目標とするところまでは到達できていないが、少しずつ戻していくつもりだ」