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「おめでとう!」

多くの喜びをもたらした勝利

こんなに多くの喜ぶ顔が見られるとは、いったい誰が想像しただろうか。これ以上勝ち点を取る必要がない消化試合だったにも関わらず、素晴らしい試合だった。CLグループステージ最終節のCSKAモスクワ戦は、3-1(1-0)の勝利の他にも多くの喜びをもたらした。

試合後の記者会見で、ペップ・グアルディオラは「皆、本当によく戦った。おめでとう!」と選手たちに賛辞を贈った。同監督は「非常に真剣」に臨んで勝利を得たモスクワ戦だけでなく、グループステージ全体での成果を「とても誇り」に思い、「我々は卓越していた。全ての試合において対戦相手よりも優れていた」と満足を表した。

チームの新記録を打ち立てるにはわずか1得点足りなかったが、勝ち点15と得点数16対4という成果は、FCBのグループステージ記録に迫るものだ。また、今までにドイツのクラブチームがこれより多くの勝ち点を獲得したことはない。しかも今回のグループは、抽選後に皆が「大変な挑戦だ」(マティアス・ザマー)と口を合わせて言うような組み合わせだったのだ。アリエン・ロッベンは「強敵ばかりのグループだった。でも僕たちは本当によくやったよ」と自身とチームメイトを称賛。バスティアン・シュヴァインシュタイガーは「目標に到達した」ことを喜びつつも、「でも年が明ければまた重要な試合が控えている」と、早くも次の試合に向けて気を引き締めていた。

シュヴァインシュタイガー、最優秀選手に

決勝トーナメント1回戦、FCBの対戦相手はアーセナル、ユベントス、パリ、バーゼル、そしてドネツクのいずれかとなる。12月15日(月)に行われる抽選で決定される。マヌエル・ノイアーは「一番の強敵はパリだ」と考えを打ち明け、水曜日の試合後、最も機嫌の良かった選手のうちの1人であるシュヴァインシュタイガーは、「どこのチームも、僕たちとは対戦したくないんじゃないかな」と指摘。今シーズン初めて90分間フル出場を果たした同選手は「楽しかったよ。ここアリアンツで先発出場したのは、7カ月ぶりだと思う」と笑顔を見せた。シュヴァインシュタイガーはこの試合でボールタッチ数156回をマークし、MVPに選ばれた。

「彼はピッチでとても存在感があった」と振り返るのは、シュヴァインシュタイガーのアシストを受けて追加点を挙げ、2-1(84分)としたセバスティアン・ローデだ。同選手は「とてもいい気分だよ。バスティに感謝しなければ。僕はただ、頭に当てるだけでよかった」と述べ、自身のキャリア初となるCLゴールを喜んだ。

満足しているのはトーマス・ミュラーも同じだろう。試合開始早々に戦況を1-0としたPK(18分)によって、彼はCL史上最も成功したバイエルンFWとなった。「素晴らしいことだ。僕にとって、これは重要な仕事の1つだったんだ。記録を伸ばせるようにがんばるよ。引退までまだ何年かあることだしね」と新記録保持者(CLで24ゴール)は語った。

奏功したローテーション

モスクワ戦でCLデビューを飾ったジャンルカ・ガウディーノとミチェル・ヴァイザーの2人には、同試合でのデータから見ても明るい未来が開けていると言えるだろう。ピエール=エミール・ホイビュルクも途中交代で起用され、実践経験を積むことができた。ローテーションしつつも、モスクワ相手にしっかりとボールを支配して勝利できたことは(ボール支配率73%、シュート本数26:7、センタリング本数21:7)、「今まで短い時間しか起用されなかった選手も、CLレベルの試合でしっかり役目を果たすことができる」(シュヴァインシュタイガー)というこれ以上ない証明になった。

あとは、ウィンターブレイク前にブンデスリーガの試合を残すのみ。12月13日(土)、バイエルンは現在3位のアウグスブルクのもとに乗り込むことになる。ロッベンが「流れに乗っていて良いチーム」と警戒するアウグスブルクとの一戦は、CSKAモスクワとの対戦よりも難しいものになると予想されている。モスクワ戦でFCバイエルン3点目(90分)を入れたマリオ・ゲッツェは「激しい試合」になること今節を見据えた。しかし「しっかり準備はできている」と言う同選手のこと、来る試合に不安はないようだ。