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ボアテング、飽くなき向上心

「常に貪欲でなければならない」

ドイツ・ベストドレッサー賞に輝いた男は、トレーニング時の服装にも手を抜くことはない。しかし半日オフとなった月曜日の午前中、男性誌によって同賞を授与されたジェローム・ボアテングのサッカーシューズが靴箱から取り出されることはなかった。同DFは「まだ疲れていない」と言いつつも、「でも午前中を自分のために使えるのはうれしい。この先、まだ十分トレーニングメニューをこなす予定だからね」とオフを喜んでいた。

彼の言うことは正しいだろう。月曜日の夜、ペップ・グアルディオラと選手たちは再びカタールの芝上で顔を合わせることになった。過去数ヶ月間で成し遂げた快挙に、その魅力を認められたボアテングも確かな手応えを感じているだろうが、その思い出に浸る機会などはない。「そんな暇はない。常に貪欲に向上心を持ち続けないと。そうでないと新しい目標にいつまでたっても届かない」と、同選手は気を引き締めた。

そうは言っても、ブラジルでの勝利の歓声は今も耳に残っているようだ。「選手はそれぞれ、W杯を通してさらに自覚と誇りを持つようになった。このような試合はいい勢いを与えてくれる」とボアテングは言う。そして、「僕たちは、たくさんポジティブな経験をした。FCバイエルンとしても、そしてドイツ代表としても優勝を成し遂げたんだ。個人的にも良い方向に成長できた。これがそのまま続けばいい」と希望を述べた。

シーズン前半戦のバイエルンは、ボアテングの活躍もあり、新たな凱旋への良い布石を打った。その成果は後半戦で明らかになるはずだ。「僕たちは全てにおいて調子がいい」と守りのスペシャリストは請け合うが、しかし「まだタイトルはたくさんある。それらの獲得を目指すことが、僕たちの一番の目標だ」と慢心することはない。CLの決勝戦はボアテングの故郷ベルリンで行われるが、この事実は同選手にさらなるやる気を起こさせている。ボアテングは「僕にとって忘れられない体験となるだろう」と故郷での凱旋に思いを馳せた。