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「緊急事態発生を報せる赤信号」

ロッベンは右足もワールドクラス?

アリエン・ロッベン自身も、信じられないという表情を浮かべていた。ハンブルガーSV戦で4点目を決めたロッベンは、フィールドを数秒間思いっきり駆け抜け歓喜を爆発させた後、突然自分の右足を繰り返して指差した。すると直ぐキャプテンのバスティアン・シュヴァインシュタイガーが駆け寄り、ロッベンの右足のスパイクを磨くふりをして、彼の2点目を祝福した。

ハンブルク戦を8-0の大量得点勝利で飾ったシュヴァインシュタイガーに話を聞くと、「今日最大のサプライズだったね」と笑みを浮かべながらジョークを飛ばし、こう続けた。
「彼が右足でゴールを決めることができて、みんなで喜んだよ。そう何度も見られるものではないからね」
ロッベンは試合後、「あいつらはいつも僕の右足をバカにするんだ」と説明し、「まあ、本当のことだから言われても仕方ないけどね。右足はまだまだだ」と続けた。だが昨日のハンブルガー戦ではその右足が火を噴いた。
「たまに使えることもある!」

今季14ゴール目

バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役がロッベンを絶賛するのは、何もこの右足のゴールのせいだけではない。
「確かに彼はまたもや超人的だった。だが、もはやそれは珍しいことではなく、通常化している。私は1年ほど前から、彼こそがフィールドプレーヤーとして世界一かもしれないと言い続けてきた」
一ヶ月前に行われた世界最優秀選手賞の授与式で、ロッベンは4位に輝いた。

ルンメニゲによれば、ロッベンがボールを持てば相手守備には「緊急事態発生を報せる赤信号」がともるほどだという。
「彼のプレーはワールドクラスで、誰にも止められない。ドリブル、スピード、そしてゴールを量産する。彼がバイエルン・ミュンヘンの一員であることをとても嬉しく思う」
ロッベンはこのハンブルガーSV戦で今季13ゴール目と14ゴール目を決め、一人でハンブルガーSVの今季通算ゴール数に並んでしまった。

「誰が得点を決めるかはどうでもいいことだ」とロッベンは、いつになく謙虚なコメントを残している。彼は「チームのためにプレーする」ことを心がけているだけだという。もっともポジションがら、「ゴールやアシスト」をするのが仕事であることもまた事実。だから「チャンスが来れば、冷静に、ゴールを決めることだけに集中する」という。決めてくれさすれば、右足でも左足でもかまわない。