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番狂わせはあるのか?

FCB、「熱いバトル」に向け準備万端

「チケットは完売致しました」
パーダーボルンのチケットセンターへの問い合わせの大半に対する回答だ。ブンデスリーガ1部に昇格したばかりのパーダーボルンのスタジアム収容人数が15,000人であるのに対し、購入希望者はなんと8万人を軽く超えていたからだ(21日(土)現地時間の15:30時よりライブティッカーおよびFCB.tvのウェブラジオにて放送予定)。世紀の大一番を前に、パーダーボルンのアンドレ・ブライテンライター監督はこう語った。
「我々の対戦相手は世界一のチームだ。この試合を楽しもうではないか」

だが現在リーグ12位のパーダーボルンが、試合を楽しむだけで満足するとは思えない。ペップ・グアルディオラも「彼らは強い、危険な対戦相手だ。とても良く組織化された守備を誇っている」と忠告した。ダヴィド・アラバも「やり辛い試合になる。熱いバトルが繰り広げられるだろう。彼らのホームスタジアムだから、全身全霊をこめて戦ってくるはずだ。我々はそれに対抗しなくてはならない」と予想している。

パーダーボルンは、おそらく守備を固めてくるだろう。パターンとしては、17日(火)のドネツク戦のような試合になるはずだ。前季アリアンツ・アレーナで対戦したときもそうだった。ブライテンライターのイレブンは、ファイブバックで守備を固めたが、早い時間帯にマリオ・ゲッツェ(8分)とロベルト・レヴァンドフスキー(14分)にゴールを許し、4-0で涙をのんだ。

「好き勝手にはやらせない」

明日土曜の試合も同じような展開となれば良いのだが、そのためにもパーダーボルンの危険なカウンター攻撃を封じ込めるとともに、ゴールへの意欲を取り戻さなければならないとグアルディオラは語る。「チーム状況は良い」という彼は「これまではずば抜けた戦いを見せてきた。私のカンだが、今週のパーダーボルン戦とケルン戦に勝利し、チャンピオンズリーグで準々決勝に勝ち進むことができれば、最高のシーズンとなるだろう」と予想する。

もっとも今年のリーグ戦に関しては、昨年のようにはあっさりと決まることはないだろうともグアルディオラは話している。彼は「ヴォルフスブルクとの優勝争いは最後の最後まで続く」と考えている。パーダーボルンでは、フィリップ・ラーム、ティアゴ、ハヴィ・マルティネスに加え、ルーキーのジャンルカ・ガウディーノ(インフルエンザ)も欠場する。さらにメーディ・ベナティア(筋肉系のトラブル)の出場も微妙であり、代わりにケガ明けのクラウディオ・ピサーロが久々にメンバーに復帰する。

一方のパーダーボルンは、長期離脱中のトーマス・ベアテルスを除く全員が出場可能。バイエルンに最大の敬意を表しながらも「好き勝手にはやらせない。持っているもの全てを出しきり対抗する」とブライテンライターは宣言した。前節アウェイのハノーファーで2-1の勝利を飾ったことで、チームは「自信をつけた」とブライテンライターはいう。
「試合が楽しみで仕方がない」
確かなのは、パーダーボルンに失うものが何一つもないことだ。果たして番狂わせはあるのだろうか?