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さあ来い、ドネツク!

FCB、「絶好調をキープ」できるか

チャンピオンズリーグのノックアウトステージを前に、FCバイエルンが調子を取り戻した! 後季開幕からいまいち波に乗り切れていなかった(1勝1敗1分け)バイエルンだが、昨日のハンブルガーSV戦では前季見せていた圧倒的な支配力を取り戻し、ゴールへのハングリー精神をむき出しにして8-0での大量得点勝利を飾った。17日(火)の夜、シャフタール・ドネツクと対戦するチャンピオンズリーグ決勝トーナメント一回戦を前にし、これ以上ないタイミングで本領を発揮した。

試合後、代表取締役のカール=ハインツ・ルンメニゲも「今日の試合は、ベストコンディションに向け更なる一歩となった」と満足げに語った。彼によれば、チームは2-0で制した前節のシュトゥットガルト戦ですでに「良い方向に向かっていた」そうで、「絶妙なタイミング」でハンブルガーSV戦に快勝したことで、ドネツク戦に向けはずみを付けることができたという。重要なのは「この絶好調をキープすることだ。というのも、今後重要な試合が我々を待ち受けているからね」とルンメニゲは続けた。

31年ぶりの大量得点

前半21分にPKを沈め、ゴールラッシュの幕を切って落としたトーマス・ミュラーは、「良い予行演習になった。自信が付く」と試合を総括した。バイエルンは、マリオ・ゲッツェ(23分)、そして、またしても誰も止めることができなかったアリエン・ロッベン(36分)が得点を追加、前半ですでに決着はついていた。しかし、後半に入るとバイエルンはさらに勢いを増し、再びロッベン(47分)、ミュラー(55分)、ロベルト・レヴァンドフスキー(56分)、途中出場のフランク・リベリー(69分)、そして最後にゲッツェの2発目(88分)と、次々にゴールを重ねて、31年ぶりの最高得点勝利でハンブルガーSVをねじ伏せた。

試合後は、ハンブルガーSVの監督、ヨゼフ・ツィンバウアーも「ものすごく強い対戦相手」に力の差を見せつけられ「全てに関してバイエルンが一枚上手だった」と認めざるを得なかった。バイエルンは、試合直前にシャビ・アロンソが筋肉系にトラブルを起こし欠場するアクシデントに見舞われていたが、復帰を果たしたホルガー・バドシュトゥーバーに続き、ラフィーニャ、リベリーも素晴らしいプレーで勝利に貢献した。ブンデスリーガ初年度から52年間にわたり1部に所属しているハンブルガーSVにとっては、昨日の敗北がクラブ史上最悪の敗北となった。

「素晴らしいチームパフォーマンス」

「今日はチームとして良いプレーができた。ポジショニングと動きだしが良く、シンプルで簡単なパスをつないでビルドアップすることができた。みんなで良いサッカーをすることができた」とキャプテンを務めたバスティアン・シュヴァインシュタイガーは90分を振り返り総括した。バドシュトゥーバーは、チケット完売のアリアンツ・アレーナに駆けつけた75,000人の観客を、「素晴らしいチームパフォーマンス」のサッカーで魅了し、「今日のチームは最初の一秒から集中力を最大限に高めていた。今日はチームがこれほどまでに機能してくれて、とても嬉しいよ」と語った。

今季最高の勝利を収めたFCBだが、試合後には、周囲の興奮を抑えようとする動きも見られた。
「突然、あたかも全てがパーフェクトであるかのように振る舞うのは良くないこと。今日の結果には理由がある。どんなときでも冷静でいることが重要だ」とロッベンは述べ、ミュラーは「最初の3試合では、それなりの批判も受けていた。それが突然、神様扱いになるなんて、癪に障る。評価が、雑魚からワールドクラスへと変わってしまうスピードには、ついていけない」

とにもかくにも、チャンピオンズリーグでの決戦を前に、FCBが調子を取り戻したことは間違いない。グアルディオラは「次は(今年)最初のチャンピオンズリーグマッチに照準を合わせていく」と述べ、「我々のサッカーを取り戻すことができて」ホッとしている様子を見せた。ミュラーは「同じ調子でドネツク戦に臨むつもりだ。無論、8点も決めさせてはくれないだろうけどね」と付け加えた。