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きちんと壁を越えた

バイエルン、「次に進んだ」ことに満足

DFBポカールにおけるFCバイエルンの数々の栄光の裏には、下部リーグのチームに負けるという苦い思い出も存在する。最近では、2004年4月にブンデス2部のアレマニア・アーヘン戦で躓いている。また、2001年11月のマクデブルク戦や1995年8月のフェステンベルクスグロイス戦、1990年8月のヴァインハイム戦も番狂わせを許した試合だ。だが、水曜日の晩に行われた2部のアイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦ではそういった危険な香りが漂うことなく試合終了を迎えた。トップリーグの首位を走るバイエルンは、終始ゲームをコントロールし、危なげない勝利を飾った。さらに、今回で合計33度目となるDFBポカールの準々決勝進出を果たした。

トーマス・ミュラーは90分間一方的な試合展開となったこの一戦を振り返り、「満足している。勝たなければいけない試合だったが、次に進むことができた」と総括。そして、「ブラウンシュヴァイクはずっと自陣でプレーしていたし、全く危なげのない勝利だった。センセーショナルな攻撃こそ見せられなかったが、それは毎試合できることでもない」と続けた。またマヌエル・ノイアーは、「一番大事なのは僕たちが一つ勝ち進んだこと。簡単ではなかったが、全ての場面において僕たちが上回っていた」と分析している。

一方のブラウンシュヴァイクも、走って、スライシングして、賢く守り、持てる力の全てを注いでバイエルンを倒しにきていた。指揮官トルステン・リーバークネヒトは「1部のクラブチームをも上回るパフォーマンスを出そうとしたが、それができたと思う」と試合後にコメント。またペップ・グアルディオラは、「この大会を戦うのは簡単ではない。下部リーグのチームは、個々の能力はそこまで高くないが、強いハートを持っていて、フィジカルが非常に強い。彼らは戦って戦って戦い抜く」と対戦相手を称賛した。

「人であって、械ではない」

FCバイエルンはあくまで人間であるということがブラウンシュヴァイク戦で感じたことの一つだ。ミュラーの分析でもそうだったが「力強いスタートを見せたが、その後は苦戦」を強いられたバイエルン。確かにゲームは完全に支配し、ボール支配率も約80%に達したが、フィニッシュまで持っていくのに苦労させられていた。だが、その状況を一瞬で打開したのが、前半終了間際のダヴィド・アラバのパーフェクトなFKシュートだった。ロベルト・レヴァンドフスキは「本当に、本当に最高のゴール! 非常に難しいゴールだ」と歓喜を表し、ミュラーも「これ以上ないベストな時間帯だった」と前半のうちの先制を喜んだ。

後半に入るとマリオ・ゲッツェが2点目を挙げ(57分)、バイエルンはその後もさらなる追加点を奪うチャンスを演出。しかし、4-1のケルン戦や6-0のパーダーボルン戦のような展開にはならなかった。これついてリベリーは「僕たちも人間で、機械ではない」とコメント。そしてジェローム・ボアテングが、「確実に僕たちのベストゲームではなかったけど、最終的に大事なのは今日の結果。明日もう一度今日の試合について話し合い、それから切り替える。そしてハノーファー戦に集中する」と総括した。