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「我々ならやれる」

FCB、「今季の最重要試合」に向け準備万端

ファンサービスこそ欠かさなかったが、挨拶を終えた選手たちは一目散にロッカールームへと引き上げていった。TSG 1899ホッフェンハイムとのブンデスリーガマッチで試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いてから5分も経たぬうちに、ピッチはもぬけの殻となった。選手が向かった先は監督が待つロッカーローム。「僕らの結束力を高めんとした、とても情熱的なスピーチだった」とゼバスティアン・ローデは、ペップ・グアルディオラがロッカールームで語った内容を明かした。バイエルンの目的はただ一つ、「火曜日はみんなに見せつけてやる」ことだという。

21日(火)20:45時、アリアンツ・アレーナは運命の時を迎える。FCバイエルンは、チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでFCポルトを迎え撃つ。ホッフェンハイム戦が終わった瞬間、FCバイエルンの頭の中がポルト戦一色で染まったことは言うまでもなかろう。グアルディオラも「この試合は決勝戦と同じである」と強調し「ずば抜けたパフォーマンスが問われる。厳しい状況だが、最善を尽くす。選手を信じている」とコメントした。ロベルト・レヴァンドフスキーは、「頭の中はポルトでいっぱいだ」と明かし、「我々ならやれる」と宣言した。

ファーストレグ(1-3)を落としたバイエルンだが、ホームでのサポーターの後押しがあれば、逆転も不可能ではない。その思いはホッフェンハイム戦で確かな自信へと変わりつつあるようだ。というのもFCBは、ポルトでの敗北から中2日という心身共にキツい状況下でこの日大活躍のゼバスティアン・ローデの先制点(38分)とアンドレアス・ベックのオウンゴール(90+3分)で2点を奪い、3日後に控えたポルトとの決戦に気を取られることなく、危なげない完封勝利をものにしたからだ。

「強いハート」

「今日はメンタル的にとても難しい試合だった。この試合に集中することがいかに難しかったか、皆さんには想像もつかないだろう」とグアルディオラは語る。ケガ人問題が続くチームは「大きな賞賛に値する」と監督は述べ、「選手をとても誇りに思うし、心から祝福する。彼らは強いハートの持ち主だ」と絶賛した。

世界最優秀ゴールキーパーのマヌエル・ノイアーは、この勝利を「二倍」喜んだそうだ。「ポルトでの試合を少しは忘れることができた」と語った彼は、「安定した守備に加え、決定機を4、5回作り出すことができた。火曜に向け、はずみがついた」と続けた。

「まだ終わっていない」と語ったジェローム・ボアテングは「ホームゲームであるだけに可能性はある。重要なのは相手を無失点に抑え、なるべく早く先制点を決めること」だと見ている。仮にホッフェンハイム戦と同じように2-0での勝利がかなうと、準決勝への道は開かれる。「闘志を燃やして試合に臨まねば」とローデは意気込むが、その一方で「浮き足立って空回りするのもダメだ」と慎重だ。「これが今季の最重要試合であることは言うまでもない」とノイアーは述べ「誰もがチームのために全力を尽くす」と宣言した。