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「小さくともチャンス」

「難しい」が、「我々は諦めない」

バルセロナ、3点。バイエルン、0点。チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのスタート地点が「大変難しい」ものであることは、カール=ハインツ・ルンメニゲも承知している。しかしこのヨーロッパのトップチーム同士の対戦は、現在前半が終了したのみで、まだ希望はある。試合時間はあと(少なくとも)90分残されている。

バイエルンの代表取締役であるルンメニゲは「我々にとって、まずは良い結果を出すことが重要だ。勝利できれば理想的。次に進めるかは、その後にわかることだ」と語り、「我々は、悲観的でも楽観的でもない。現実的だ。小さくともチャンスはチャンスだ」と前向きだ。同代表取締役の言葉に、ペップ・グアルディオラも同意する。同監督は、「我々は諦めない。過去15、20年間のヨーロッパにおいて最強のクラブに0-3で遅れをとっているが、それでも試みるつもりだ」と前を見据えた。

重要なのは、FCバルセロナ相手に浮き足立たないことだ。バイエルンの監督は、「バルセロナにはカウンターに強い選手が何人かいる。我々は良い守備の配置をしなければならない。そうでないと強烈な罰を食らうことになる」と警戒する。攻撃については、「少ないゴールチャンス」を徹底的に活かすことが求められる。グアルディオラは「我々はもちろん、1stレグよりも良い攻撃をしなければならない。バルセロナではチャンスを作り出すことができなかった」と語った。

「ファンの支え」を期待するミュラー

大まかな戦略は明らかになった。監督はこれからチームと、試合直前までディテールを詰めていくことになる。トーマス・ミュラーは「監督は僕たちを試合に向けて奮い立たせるだろう」と言い、さらに2ndレグでは「情熱、意志、そしてファンの支え」が大きな力になると見る。土曜日のアウグスブルク戦で、ファンは敗北にもかかわらずチームに大きな歓声を送った。ミュラーは「世界クラスの応援だったよ、本当に感動した」と打ち明けた。

同ドイツ代表はアリアンツ・アレーナにて他国のプレスも交えて行われた記者会見で、「もちろん上手くやりたいと思っている。チームは意気込んでいる。僕たちが失うものは何もなく、状況を変えなければならない。審判が試合終了の笛を鳴らすまで全力でかかるし、勝利を信じる」と決意を述べた。ミュラーは熱狂してもいないが、「同様に悲観してもいない」と言う。同選手は「しっかりとプランを立て、そしてそれを完璧に実行する」と宣言した。

失点を避ける

2stレグでは、何としても失点を避けたいバイエルン。火曜日の夜、もしもバルサが1点を入れれば、FCBは決勝進出のために5ゴールが必要となるからだ。しかしその心配はほとんど不要といえるかもしれない。というのも、強豪バルサは直近の7試合で1ゴールも挙げていないのだ。バイエルンのサイドバックであるラフィーニャは、「これはメッシ1人の問題ではなく、バルサというチーム全体の問題だ」と分析する。

しかしながらバイエルンは、不可能を可能に変えるために改めて全ての力を振り絞るつもりだ。ミュラーは「週末のアウグスブルク戦で見たとおりだよ。ロングボール、ペナルティーキック、レッドカード。これであっという間に戦況は一変する」と試合を思い返した。ラフィーニャも「僕たちは、ファンのいるこのホームで自分たちがいかに強いか知っている」と補足した。そしてペップ・グアルディオラはもう一度、「シャフタール、そしてポルト。あの時も、誰も我々の圧勝を予想できなかった」とこれまでのチャンピオンズリーグ戦を振り返った。