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「あそこでのプレーは、お祭り気分」

アリアンツ・アレーナ10周年 —「宝くじに当たったよう」

ミュンヘンの象徴であり、観客を引き付けるさながら巨大な磁石であり、そして天才的な創造物でもある ― それが、FCバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアムだ。そのアリアンツ・アレーナが、この週末、開場10周年を迎えた。カール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役は「このスタジアムこそが、我々の近年の成長を支えて来た」と語り、「当時、このアレーナの建設に踏み切ったのは、素晴らしい決断だった。まるで宝くじに当たったようだ」と続けた。

さかのぼること13年半以上、2001年10月に行われた市民投票では、ミュンヘン市民の66%がフレットマニング地区の新スタジアム建設に賛意を表した。2003年に着工、そして2005年5月30、31日に行われたテストマッチ2試合をもって、新スタジアムはオープンした。FCバイエルンの最初のブンデスリーガマッチが行われたのは、同年8月5日。レコルトマイスターは、66,000人の大観衆の目の前で、ボルシア・メンヒェングラットバッハを3-0で下し、スタジアムのサクセスロードのスタートを切った。

「気持ちが高揚する場所」

本拠を新スタジアムに移してから、FCバイエルンは14ものタイトルを獲得している。ドイツマイスター6回、DFBポカール5回、チャンピオンズリーグ1回、そして欧州スーパーカップとクラブワールドカップだ。その数々のタイトルを勝ち取るための布石が打たれたのは、他ならぬこのアリアンツ・アレーナでのホームゲーム248試合である。本サイトfcbayern.deのインタビューに応え、アリエン・ロッベンは「あそこでのプレーは、いつだってお祭り気分になれる。毎回楽しみにしている。あそこでのプレーが楽しくないと感じたり、全力を出せなかったりする選手は、サッカーを辞めた方がよい」と語った。

アリアンツ社のマーケット・マネジメント担当役員のベルント・ハイネマン氏は、アレーナについて「気持ちが高揚する場所」と語り、「世界的に有名なこの美しいスタジアムに、アリアンツの社名が冠せられていることを誇りに思う」と述べた。年間およそ400万人が訪れるというアリアンツ・アレーナの来場者数は、人気観光スポットのノイシュヴァンシュタイン城(約140万人)の2倍以上、バイエルン州ではトップの数字を叩き出している。

FCバイエルンとTSV1860ミュンヘンのホームスタジアムであるアリアンツ・アレーナでは、ほかにも、菱型の半透明フィルム製エアークッションから成るスタジアムの外壁は、イベントにより、赤、白、青、緑に発光する。見る者を魅了するアレーナのイルミネーションは、将来的にはLEDを38万個に増やすことで、光のスペクトルは、これまでの300万色を遥かに上回る1,600万色にも分光されるという。

「ファンに愛されている」

その工事が完了すれば、アリアンツ・アレーナは、LED照明を全体に配設したスタジアムとしては欧州最大となる。LED照明に切り替えることにより、視覚的印象が改善されるだけでなく、消費電力も約60%削減できるという。アリアンツ・アレーナ・ミュンヘン・スタジアム有限会社のユルゲン・ムート代表取締役は「毎年数百万ユーロも注ぎ込んでいるのだから、スタジアムの『アート・デザイン面』での妥協は許されない」と、コストダウンと同時にスタジアム審美学を追求したことを打ち明けた。

スタジアム広場の地下には、欧州最大の駐車場が完備されている(地下4階、9,800台分の駐車スペース)。さらに、これまでのFCバイエルンのホームゲームは、一試合(2007年のボーフム戦)を除き、全てチケット完売! これにはルンメニゲも「こんなスタジアムは他にはないと思う」と自慢げに、「あそこは我々の故郷である。ファンもこのスタジアムを愛している」と語った。
アリアンツ・アレーナ、お誕生日おめでとう!

アリアンツ・アレーナの10周年を記念して、FCバイエルン体験ワールドでは特別展示会を開催中。ミュンヘンを訪れた際には、ぜひ一度足を運んでみてください。