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「私にとってとても特別」

グアルディオラ「勝つためにここにいる」

まずはサッカー少年としてすべてが始まった。後に選手として中盤をコントロールし、最終的には監督として歴史に残る世界最高峰のサッカーチームを作り上げた。確かに今はFCバイエルンとともに栄光を勝ち取ろうとしているが、それでも彼はバルセロナで永遠にリスペクトされる存在なのだ。FCバルセロナとの準決勝直前にグアルディオラは、「ここに帰って来ることは本当に素晴らしい。たくさんの思い出が込み上げてくる。私にとってとても特別な場所」と、素直な気持ちを晒した。

グアルディオラは、13歳でバルセロナの下部組織ラ・マシアに入団し、19歳になると守備的MFとしてリーガ・エスパニョーラでデビューを飾った。その2年後、ヨハン・クライフ監督の下で欧州チャンピオンズカップに優勝。さらに同年、現在のバルサ監督と務めるルイス・エンリケとともにバルセロナオリンピックに参加し、金メダルも獲得。グアルディオラは、バルサとともに17年間で合計16ものタイトルを獲得した。

「人生の重要な一部」

さらに印象的なのは、監督として手にしたトロフィーの数だ。その数なんと『14』、まさに伝説だ。その中には4年間のうちに達成した2度のチャンピオンズリーグ制覇も含まれている。火曜日の晩に行われた記者会見でシャビ・アロンソは、「彼はここですべてを勝ち取った。彼はここで確実に強い感情を見出すと思う」と、思い出の地で「歓迎される」ことを望むグアルディオラについて語った。

「だが、過去に浸るのはここまで」と切り出したFCB指揮官は、「私はオマージュとしてここにいるわけではない。自分の仕事をするため、バイエルン・ミュンヘンとともに決勝に行くためにここにいるのだ」と気を引き締めなおした。そして、バルセロナを自身の人生の「重要な一部」と述べながらも、「勝つためにここにいる!」と明確な目標を掲げた。その目標はチーム内にもしっかりと伝わっている。ハヴィ・マルティネスは、「対戦相手は関係ないと思う。ペップは準決勝に勝つことしか考えていない。彼はベルリンに行きたいんだ」と、監督の心情を代弁した。

ペップから「多く」を学んだメッシ

バルサでの過去を持つチアゴも、見えているものはチームメイトと同じのようだ。チアゴは「ペップの徹底性はどんな相手でも変わらない。でも、もちろん彼はバルサについてより詳しい」とコメント。もしかしたら、これが最終的な勝敗の行方を左右するのではないか・・・。しかし、トーマス・ミュラーの考えは違った。「彼は作戦を僕らに伝えるだけ。あとは僕たち選手がやることだ」。

結局のところ、今日の最終スコアがどうなろうと、グアルディオラにとって特別な夜になるのは間違いない。かつてグアルディオラの下でプレーしていたリオネル・メッシは、「ペップは僕たち全員を熟知している」と話し、「彼から多くのことを学んだ」と当時を振り返った。だが、これらすべてはもはや過去の出来事。水曜日の晩、グアルディオラが座るのはバイエルン側のベンチだ。古巣相手のゴールを大きく喜ぶかはまだ分からないようだが、「勝ちたい!」と闘志全開の姿勢を示した。