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アウクスブルクは忘れろ

バルサに集中:「最後の最後まで戦う」

9日(土)午後、アウクスブルクと戦うためにスタジアムに入場した選手達を待ちかまえていた横断幕には「火曜日は全力で! 我々がついている!」と記されていた。バルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝のセカンドレグを3日後に控え、バイエルンには、ブンデスリーガを優先する者など誰もいない証拠である。だがペップ・グアルディオラは、アウクスブルクとのバイエルン州ダービーにベストイレブンを送り出した。というのも「選手たちは休暇入りしているわけではない」からだという。もっともバイエルンは、ベストイレブンを投入したにもかかわらず、この日のアウクスブルク戦を制すにはいたらず、0-1(前半0-0)と苦杯をなめている。

「最近は、チャンスを決めきれずにいる」とキャプテンのフィリップ・ラームは総括した。ゴールキーパーのペペ・レイナが早い時間帯に一発レッドで退場したことで、この日のラームの出場時間はわずか14分間にとどまった。マリオ・ゲッツェ(9分)とロベルト・レヴァンドフスキ(44分)がチャンスを活かしきれずにポストに泣かされる一方、アウクスブルクのラウル・ボバディージャは、ヒールキック(70分)で途中出場のマヌエル・ノイアーを打ち負かして、決勝点を決めている。

今回の敗北で、FCBは公式戦4試合連続で勝利から遠ざかっていることになる。ドイツマイスターは既に確定しているために、アウクスブルクに敗れたこと自体は何の問題もないとはいえ、言うまでもなく、バルサ戦に向け、勝利ではずみを付けたかったところだ。トーマス・ミュラーも「一生懸命プレーした。決して手を抜いていたわけではない」とコメントし「15分で数的不利になるなんて予想もしていなかった」と振り返った。

「まだ終わっていない」

スタジアムのミックスゾーンでは、アウクスブルク戦について、それ以上語ろうとする者は誰一人もいなかった。それもそのはず、関係者の視線の先にあるのは、バルセロナとのセカンドレグの一戦だけだからである。バスティアン・シュヴァインシュタイガーの「サッカーではときに信じられないようなことが起こる」というコメントからも、当の選手たちが決勝進出への希望を捨てていないことは窺える。とてつもなく厳しい状況であることに変わりはないが、「持っている全てを出し切るしかない。これまでにも、ここミュンヘンで何ができるか、何度も見せつけてきた。まだ終わっていない。最後の最後まで戦う」とレヴァンドフスキは宣言した。

代表取締役のカール=ハインツ・ルンメニゲは「ごくわずか」なチャンスしか残されていないと語ったが、その一方で「ときに世紀の一戦と呼ばれる試合がある。我々には全てを出し切る義務がある。それでも足りなければ仕方がない」と、その微々たるチャンスに希望を託している。ミュラーは、アウクスブルク戦後にもチームにエールをおくり続けたサポーターに「試合後、最高の気持ちにさせてくれた」と感謝を述べ、「超難題であることは言うまでもないが、決してあきらめないぞ!」と宣言した。