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「偉大な伝統」

ボアテングのビールシャワーの照準はグアルディオラ

赤と白の紙吹雪の雨が降り注ぐなか、バスティアン・シュヴァインシュタイガーがチームを先導し、トーマス・ミュラーは柵に登り歌を歌っていた。だが、アリアンツ・アレーナで優勝を祝う際に欠かせないのは、やはり白ビールかけだ。

昨年同様、ペップ・グアルディオラ監督がジェローム・ボアテングの犠牲者となっていた。ボアテングは、ダヴィド・アラバとの見事な連係で、FCBの指揮官に心ゆくまでビールのシャワーを浴びせた。その後、仕返しを試みるグアルディオラは、3mのグラスを持ち出してこっそりボアテングに忍び寄る。だが、グアルディオラが振りかぶる瞬間、勘の良いボアテングが危険を察知し、そのビールシャワーから逃れていた。シャワーを浴びてリフレッシュしたグアルディオラは後で、「これは偉大な伝統だ。嬉しいよ」と試合後の祝勝会を大いに喜んだ。

標的の的となったのはバスティアン・シュヴァインシュタイガーも同じだ。公式戦ちょうど500試合を迎えたばかりの副キャプテンは、隣で白ビールのグラスを持つロベルト・レヴァンドフスキに一切気付かない。レヴァンドフスキは一口ビールを飲んだ後、一気にシュヴァインシュタイガーの頭にビールをかけていた。その後さらにアシスタントコーチのヘアマン・ゲルラントも、シュヴァインシュタイガーにビールシャワーを存分に浴びせていた。

一方、初めてドイツでリーグ優勝を経験するペペ・レイナとシャビ・アロンソは、自らの手で白ビールを自分たちにかけていた。若手のズィナン・クルト、ミチェル・ヴァイザー、イヴァン・ルシッチも積極的に参加する。マヌエル・ノイアーはGKコーチのトニ・タパロヴィッチに照準を合わせ、見事に的中させていた。土曜日の午後、濡れないままピッチを去った者は誰もいない。