presented by
Menu
入団会見

ビダル「バイエルンのために準備はできている」

ミュンヘンにあるアリアンツ・アレーナ内のプレスルームは火曜日の午後、バイエルンの新加入選手アルトゥーロ・ビダルの入団会見に詰め掛けた大勢のジャーナリストやカメラマンでごった返していた。チリ代表であるビダルは、ドイツ王者のバイエルンとの4年契約にサインし、そのわずか1時間後にはスポーツディレクターのマティアス・ザマーから背番号23の入った真新しいユニフォームを手渡された。

28歳のビダルは会見で、「僕の夢は今、現実になり始めたところだ。プロ選手になってから何年も経っているが、今日はFCバイエルンという大きなクラブに入団する輝かしい1日となった。とても幸せだ。ベストを尽くし、もちろんタイトルを獲得したい。僕にとって最も重要なことだ」と、現在の心境を打ち明けた。

典型的な勝者を体現

ザマーは「アルトゥーロ・ビダルを獲得でき、嬉しく思う」と喜びを露わにし、かつてレヴァークーゼンとユヴェントスに所属していた同選手のことを「アルトゥーロのサッカーを分析すれば、彼が様々な要素を併せ持った選手だということがわかる。身体的に強く、力強いプレーができる一方で、技術的にも優れており、戦術面では柔軟な対応ができる」と惜しみなく称賛した。チリ代表としてコパ・アメリカで優勝したビダルだが、ザマーによればそのプレースタイルは「典型的な勝者」を体現するものであり、FCBの選手として大変相応しいという。

シャビ・アロンソもまた、「ビダルはとても素晴らしい選手だ。まさにこのような選手を、僕たちは必要としている。彼はユーヴェでも、代表としても自身の強さを証明した。そしてブンデスリーガについてもよく知っている。僕たちにとって大きな力となる。それに彼は、様々なポジションでプレーできる」と新加入選手を褒め称えた。ゴールキーパーのマヌエル・ノイアーは、ビダルのことを「世界クラスのミッドフィルダーだ」と称し、「コパ・アメリカで活躍し、チャンピオンズリーグの決勝戦も経験している。彼にかける僕たちの期待はとても大きいよ」と続けた。

ユーヴェで4連覇

ビダル自身も、2007年から2011年にかけてレヴァークーゼンとして117試合に出場したブンデスリーガへの帰還を喜んでいる。同選手はブンデスリーガについて「僕にとって、ヨーロッパで一番最初の経験を積んだ場所だ」と述べた。ビダルは当時、イタリアに移籍する前にバイエル・レヴァークーゼンの1員としてブンデスリーガ準優勝を経験している。同選手は「1つ達成できなかったことがある。それはブンデスリーガ優勝だ。レヴァークーゼンにいた当時は叶わなかったけれど、FCバイエルンと共に成し遂げたい」と願いを口にした。

ビダルはユヴェントス時代、イタリア国内リーグで4連覇を達成しており、ザマーが言うように「我々の今年の目標をすでに1度手にしている」。ザマーは「この目標達成のために必要な選手だ。彼がこの先、我々のユニフォームを着ることを嬉しく思う」と重ねて述べた。ビダルは、このユニフォームを身に着けて「一歩一歩ファンやクラブの信頼を勝ち取り、レギュラーの座を得るためのすべてのチャンスを逃さないようにしたい」と、これからの抱負を述べた。

ビダルは自身の力強いプレースタイルについて問われ、「僕のスタイルを変えなければいけないとは思わない。FCバイエルンで重要な選手になるために、ここで身体的な強さを示す必要がある」と答えた。しかし同選手はセリエAで数年の経験を積むうちに、「多くのタイトル」を獲得して「熟練した選手」になったという自己評価も打ち明け、「ついにここに来るのに相応しい瞬間が訪れた。僕は今、バイエルン・ミュンヘンのユニフォームを着る準備ができている」とこの先の活躍に自信をのぞかせた。