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ロッベンがメンバー入り

メンタリティーとクオリティーを兼ね備えて初戦に臨む

焼けつくようなこの暑さも、バイエルンの高揚感を抑えつけるには足りないようだ。フィリップ・ラームとトーマス・ミュラーを中心にバイエルンの選手たちは、速いテンポでダッシュや1対1に取り組んでいた。それもすべては、日曜日16時のFCネッティンゲンとのDFBカップ初戦で足元をすくわれないようにするためだ。

「準備は終了。これからは完全にカップ戦に集中する」と、力を込めたのはマティアス・ザマーSD。対戦相手は昨季レギオナルリーガ(4部)から降格したばかりだが、それでもザマーは「ネッティンゲンはカップ戦ですでに3回も1部のチームと対戦している。彼らは全力を尽くすだろう」と相手の出方を予想し、甘く見てはいけないことを強調した。

だが、全力を尽くさなければいけないのはバイエルンも同じ。ザマーは、「メンタリティーだけでどんなレベルの差も超越できるというわけではないが、重要な要素のひとつであるということは、過去が示している」と述べ、5部の同チームがやる気満々で臨んでくることを指摘。さらに、サッカーのレベルでは「FCバイエルンの方が上」だと話しながらも、「メンタリティーにおいては両チームに差はないはずだ」と、強い精神力から溢れる力を警戒した。

しかし、マヌエル・ノイアーは「カップ戦の初戦はだいたい下部リーグのチームと対戦する。もう経験済みだ」と明言。そして「いいパフォーマンスを引き出して次に進む」と自信を示した。またダヴィド・アラバも、「もちろんネッティンゲンもできるだけ健闘したいはず。だが、僕たちは僕たちのプレーをして、2回戦に進む」と意気込みを述べた。

ロッベンがメンバー入り、ダンテも復帰

バイエルンはその身を運命に任せるようなことはしない。「対戦相手を分析した」と報告したザマーは、「コーチ陣も、他の試合と全く同じように準備を進める。つまり、相手の強みと弱点、セットプレー、システムを分析する」と明かし、一切の油断がないことを強調。したがって、「リーグ戦と同じように」試合に臨むことが要求されるバイエルンだが、ザマーが「長いシーズンに向けて非常に徹底的で良いトレーニングができた」と称賛するように、期待の持てる仕上がりとなっている。

それに加え、ペップ・グアルディオラの選択肢にアリエン・ロッベンが加わった。アウディカップ2015では温存されていた同オランダ代表FWが、すでにチームに合流し、敵地へ同行したのだ。さらに、すでに全体練習に参加しているダンテとヨスア・キミッヒの出場の可能性も浮上してきた。また、胃の問題を克服したチアゴもオプションに入っているが、ザマーは「リスクは背負わない」と慎重な姿勢を貫いた。

一方、対戦相手は非常に実用的な見方をしている。現役時代はカールスルーエSCでプレーしていたミヒャエル・ヴィットヴェア監督は、「バイエルンを観察するために分析チームを送るなんてばかげているよ。それでもし私が選手たちに、『ラームは大したことない』なんて話したら笑われてしまう」とコメント。とは言え、ホームで臨むこの初戦が、「いい試合、そして素晴らしいイベント」になることを望んでいる。最終的に21シーズン連続のDFBポカール2回戦進出を果たせさえすれば、その点に関してはバイエルンも同じ意見だろう。