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「しっかり準備はできている」

暑さ、称賛、そして真剣なバイエルン

まったく暑い日だった。試合が行われた日曜日の午後、カールスルーエのヴィルドパルクシュターディオンは気温36度を記録した。汗だくのファンのために観客席に向けて長いホースで水が撒かれ、同じく汗に濡れた選手たちには、主審のDr. ロベルト・カンプカにより前半と後半にそれぞれ1度づつ、水分補給のために短い休憩が与えられた。

そしてまた、FCネッティンゲンも熱い対戦相手だった。5部リーグの同チームは、数多くのポカール優勝を誇るバイエルンと対戦するという「1000年に一度のショー」に、「全てを出し尽くしす」勢いで臨んできた。マティアス・ザマーはこの対戦相手について、「ネッティンゲンは5部リーグとしては大変優れたプレーを見せた。戦術的で運動量も多いし、とても規律正しくて1対1の場面にも強かった」と高い評価を下している。

バーデン地方のポカール優勝者であるネッティンゲンは、人数を割いて守備を固めてきた。バイエルンはアルトゥーロ・ビダルのペナルティーキック(5分)により早い段階で先制したにもかかわらず、士気の高いネッティンゲンを相手になかなか思うように試合を運ぶことができない。アリエン・ロッベンは試合後、「ネッティンゲンは自陣深くに退いていた。そうなると簡単にはいかない、相手がどのリーグでプレーしているかなんて関係ないよ」と感想を述べている。そして試合開始から16分、バイエルンはネッティンゲンのニクラス・ヘヒト=ツィルペルにゴールを許し、同点に追いつかれてしまう。ネッティンゲンはこの得点によって、ほんのわずかな時間だが、センセーションを巻き起こすという期待を得たかもしれない。

「チェックを入れられる」

しかしそんなネッティンゲンの夢は、わずか1分後に破られる。それというのもマリオ・ゲッツェが17分にゴールを挙げて、本命のバイエルンが再びリードを奪ったのだ。そしてその数分後にロベルト・レヴァンドフスキ(26分)が得点してリードを広げると、試合はもう決まったも同然だった。ザマーが気に入ったのは、バイエルンが「1-1の直後、すぐさま反撃したこと」だ。ザマーは、総合的にみてチームのパフォーマンスは「悪くはなかった」と言い、続けて「負傷者も出なかった。ひとつ試合を消化したというチェックを入れられるよ」と笑顔を見せた。

フィリップ・ラームは「僕たちのほうがレベルが高いというのは、論じるまでもない。でも今日最も重要なのは、第2ラウンド進出を決めたこと」だと考える。そしてFCB監督のグアルディオラは、レアル・マドリード、ACミランと対戦した平日開催のアウディ・カップへの参加や、厳しい暑さに晒されたこの1週間などチームの置かれた状況を踏まえて、「大変満足している。このラウンドはいつも危険だ。ブンデスリーガのチームのうち、3つか4つはドローに終わっている。だが、選手たちは素晴らしかった。卓越していた」と、自ら率いるチームの「資質、真剣さ、情熱」を惜しみなく称えた。

これでバイエルンは次の金曜日(現地時間20時30分)、ブンデスリーガ開幕戦の対戦相手であるハンブルガーSVを自信を持って迎え撃つことができる。ゲッツェが「ブンデスリーガ開幕戦に向けた良いテストだった。僕たちは、シーズンに向けてしっかり準備ができている」と言えば、ラームもブンデスリーガのスタートを楽しみにしていると打ち明ける。試合が夜に行われるとなれば尚更だ。同FCB主将は「夜ならば、今日ほど暑くはならないだろうからね」と、次の試合の開始時刻について嬉しく思っているようだ。