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チャンピオンズリーグ2戦目

GNKディナモ・ザグレブのポートレート

これまでチャンピオンズリーグで200試合を戦ってきたFCバイエルンだが、クロアチアのチームとの対戦経験はまだ一度もない。しかし、その歴史も火曜日の晩に変えられることになる。バイエルンは9月29日、ホームのアリアンツ・アレーナでディナモ・ザグレブとグループ予選第2節を行う。fcbayern.deが、グループFの初戦でアーセナルFCを2-1で下したクロアチア王者の情報を紹介する。

歴史

GNKディナモ・ザグレブこと、グラジャンスキー・ノゴメトニ・クルブ・ディナモ・ザグレブは、度重なるクラブ名の変更など、非常に変化に富んだ道を歩んでいる。まずは1911年、1. HSKグラジャンスキーという名でクラブが設立される。その後1945年からFCディナモ、1950年からNKディナモ、1991年からHAŠKグラジャンスキー、1993年からNKクロアチア、2000年からNKディナモ、2010年からGNKディナモと名前を変遷してきた。また、ダヴォール・シューケルや、ルカ・モドリッチ、元バイエルンのマリオ・マンジュキッチやイヴィチャ・オリッチなど、数多くの有名なクロアチア出身の選手を輩出している。

タイトル

ディナモ・ザグレブは、クロアチアで完全に最強の座を手にしている。と言うのも、直近10年毎年リーグ優勝を果たしているのだ。ディナモは国内リーグ合計17度優勝、カップ戦には13度優勝を飾っている。クラブ史上最高のタイトルは、UEFAヨーロッパリーグの前身にあたる1967年のフェアーズカップ優勝だろう。同大会ではイングランドのリーズ・ユナイテッドAFCを決勝で下した(1stレグ:2-0、2ndレグ:0-0)。

スタジアム

ディナモ・ザグレブのホーム戦は1948年からずっとシュタディオン・マクシミールで行われている。スタジアム名のマクシミールは、スタジアムがある街の北東部の地区名に由来している。収容人数は35,000人。だが、最後のリーグ戦に足を運んだファンの数は500人にも満たなかった。スタジアムは屋根なしで、2011年に改築され、在はフィールドの周りをトラックではなく青色の人工芝が覆っている。バイエルン対ディナモ戦の1stレグがミュンヘンで行われ、シュタディオン・マクシミールでの試合は12月9日となる。

CLでの成績

チャンピオンズ・クラブズ・カップを含めたUEFAチャンピオンズリーグ順位表でのザグレブの順位は109位。そして同クロアチア王者の今季のCL参加は史上5度目。前回の出場は2012-13シーズンになる。ただし、未だに決勝トーナメント進出を果たしたことはない。また、グループステージのアーセナル戦の2-1の勝利は、1999年9月29日以来のホーム戦勝利となる(当時はSKシュトゥルム・グラーツに3-0)。アウェイでは現在6連敗中で、すでに9試合連続勝利から遠ざかっている。最後にアウェイで勝利したのは17年も遡る(1998年11月、アヤックス・アムステルダムに1-0)。

現在の状況

リーグ・カップ戦の2冠王者は、今季もこれ以上ないほどのスタートダッシュを見せている。11試合を終えた時点で未だに黒星なしで首位に君臨。11連覇に向けて猛スピードで進んでいるのだ。ザグレブが最後に公式戦で敗れたのは2014年11月。その時は、ヨーロッパリーグのグループステージでルーマニアのFCアストラに敗北を喫っし、予選突破を逃した。それ以降、ザグレブは45試合負けなしをキープしている。

監督

ゾラン・マミッチが2013年10月から指揮を執っている。同氏は元ブンデスリーガー(ボーフムとレヴァークーゼンで合計82試合に出場)で、2ヶ月と経たずして解任されたブランコ・イヴァンコヴィッチの後継者として監督に就任した。1998年にW杯出場経験を持つ元クロアチア代表マミッチは当時、ザグレブのスポーツディレクターを務めていて、年末までの暫定監督とされているが、それでもチームは国内での絶対的な力を日に日に強めている。また、アリアンツ・アレーナでのアウェイ戦の翌日に44歳の誕生日を迎える。

キープレーヤー

ザグレブのメンバーの中でも2名は、ドイツのサッカーファンにもよく知られていることだろう。一人は、かつてMSVデュイスブルクとアイントラハト・フランクフルトに所属し、今季から移籍金ゼロでディナモ・モスクワからザグレブへ移籍したゴードン・シルデンフェルト。もう一人は2012年にレヴァークーゼンに加入したチリ代表のジュニオール・フェルナンデスだ。同選手はブンデスリーガで6試合に出場した後、ザグレブに期限付き移籍。そこで自身の力を証明して2014年に完全移籍した。アルトゥーロ・ビダルと同じくチリ代表のアンジェロ・エンリケスも今季開幕前にザグレブへ移籍し、すでに5ゴールをマークしている。他にも、ボスニア出身のアルミン・ホジッチ(7ゴール)やアルジェリア代表のエル・アルビ・ヒレル・スダニ(3ゴール)がザグレブの強力な攻撃陣を形成している。

戦術

指揮官マミッチは通常4-3-3の攻撃的なフォーメーションを採用している。3トップを形成するのはスダニ(右)、エンリケス(真ん中)、フェルナンデス(左)。その一列後ろにテクニックに定評があり自分でもゴールを狙えるマルコ・ログが司令塔を務める。だが、2-1で勝利したアーセナル戦では、守備的な布陣で臨んだ同指揮官。ログとエンリケスをベンチスタートさせ、完全にカウンター狙いのサッカーを実行した。その戦術により、16年間の我慢の時期を終え、ようやくチャンピオンズリーグでの1勝をものした。