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ついに勝点3を取り損ねる

「アーセナル戦はもっとうまくやらねば」

ペップ・グアルディオラは、試合前から「カップ戦も、リーグ戦も、チャンピオンズリーグも、何も優勝が決まったわけではない。今はまだ10月だ」と、30日(金)のアイントラハト・フランクフルト戦を前に強調していた。さらに彼は「確かにこれまでの10試合ではすべて勝利をあげている。だがそれでも勝点差は7しかない。これは、我々のライバルたちの強さを物語っている。5月に勝点差7があれば、大差とも言えるだろうが、10月の時点では少なすぎる」と続け、メディアの楽観的な報道にブレーキをかけた。

そして、マイン川沿いの最大都市フランクフルトでのこの試合、彼の予感は的中した。51,000席のチケットが完売したコメルツバンク・アレーナでの試合は、95分間の激しい戦いを通じて最後までゴールネットが揺れることはなく、スコアレスドローに終わった。この試合の3日前には、DFBポカール(ドイツカップ)で強豪のVfLヴォルフスブルクを相手に素晴らしいパフォーマンスを見せたレコルトマイスターも、超守備的な戦法をとったフランクフルトを崩しきる術を見出せなかった。こうしてFCBは、今季のブンデスリーガでは初めて、勝者とならずにグラウンドを後にすることとなった。

FCB、失望

「当然失望している。勝ちたかった。勝点3を取り損ねて非常に残念だ」とジェローム・ボアテングは語った。バイエルンがスコアレスに終わった一方、2位のボルシア・ドルトムントはブレーメンでの試合を3-1で勝利し、FCBとの勝点差は5に縮まった。トッテンハム・ホットスパーが保持する連勝記録(開幕11連勝)まであと一歩のところまでせまりながら、バイエルンは引き分けてしまった。もっとも「別に記録に興味はない。毎試合に集中している。これでようやくメディアもその話をしなくなるだろ」とボアテングが語るように、それを気にしている選手は誰もいないようだ。

「引き分けに終わってしまい、本当に悲しい」とアルトゥール・ヴィダルも述べた。彼は、公式戦ここ7試合で1勝しかあげていない、DFBポカールでは3部リーグのエルツゲビルゲ・アウエ相手に敗退しているフランクフルトの超守備的な戦法に不満をこぼした。「フランクフルトは、11人全員がペナルティーエリア周辺で守備に徹していた。そうなると、どんなチームであれ、ゴールを決めるのは不可能に近い」。ボアテングも「フランクフルトみたいに守りに徹されると、楽しいサッカーナイトにはならない」と語った。

FCBは、フランクフルト戦でも、その前のブレーメン、ケルン、FCアーセナル戦と同様、得意のポゼッションサッカーを展開し、巧みなコンビネーションから辛抱強く相手の守備陣に生じる穴を探し続けた。キャプテンのフィリップ・ラームは「毎週末、これほど守備的なサッカーは見たことがない、とグラウンドで目を疑うが、翌週にはまた違うチームが、それを上回るほどの守備を見せてくる」と打ち明けた。もっともラームが言うように「それでも我々は、幾つかのよいチャンスを作ることができた。ああいう試合では、それを決めなくてはならない。ここ数週間はそれがうまくいっていたが、今宵はダメだった」のが勝ちきれなかった理由だろう。

ボアテングは「まるでハンドボール」のようなプレイを求められたと述べた。それでも「2、3回のよいチャンス」を作り出したところはさすがだが、「これらを決めきれなかったのは問題」で、改善を要する点だろう。フランクフルトのこの戦法について、マヌエル・ノイアーは「あり」だと評価している。フランクフルトは90分を通して「単純によい守備をしていた。我々はほとんど突破できなかった」と彼はこの試合を振り返った。さらにFCBの守護神は「やれるだけやったのに、なぜか試合に負けたような気分」だと続けた。

グアルディオラ監督は「相手がどのようなスタイルでプレイしようが関係ない。我々がよい攻撃を仕掛けられるかどうかだ」といい、勝てなかった理由は、フランクフルトの守備的なサッカーではなく自分たちにあり、「サッカーは、思い通りにいかないもの」だと述べた。4日(水)には、チャンピオンズリーグのアーセナル戦を控えている。0-2で敗れたファーストレグのリベンジにFCBは闘志を燃やしている。ボアテングは「今は疲労回復につとめ、次のアーセナル戦ではもっとうまくやらねば」と語り、「きっと彼らも同じような戦法でくるだろう」と予想した。