presented by
Menu
1,000勝 & 連勝記録

誇らしく、貪欲で、「地に足ついた」FCB

数学とサッカーに実際のところそこまで共通点はないかもしれない。しかし土曜日の晩、アリアンツ・アレーナで行われた予測不可能の試合で、『1』と『0』という2つの数字からなる奇跡が起こった。

ブンデスリーガ開幕から10連勝、ブンデスリーガで1,000勝目、バイエルンの背番号10の復帰、それらが全て10節目に実現されたのだ。この日の失点を0に抑えたマヌエル・ノイアーは試合後に「個人にとっても、チーム全体にとってもこの場にいれるのは素晴らしいこと」とコメント。ノイアーはケルン戦でブンデスリーガでの無失点試合数を138とし、背番号1の伝説の選任者の一人であるゼップ・マイアーを越えたのだった。

ペップ・グアルディオラも「1,000勝、卓越している!これに関わったFCバイエルンのファン、選手、コーチ陣、スタッフ全員に賛辞を送る」と4-0(2-0)で快勝したケルン戦後に熱く語り、「この1,000勝は、クラブの大きさを示している。バイエルン・ミュンヘンの監督であることをとても誇りに思う」と続けた。

「偉大な芸術」

この記念すべき快挙を祝福する人の中には、ケルンを指揮するペーター・シュテーガー監督の姿もあった。かつてアウストリア・ウィーンで背番号10をつけていた同監督は、「1,000試合に勝つ。これは本当に立派なことだ。非常に感銘を受けた」とバイエルンを称賛。そして、この歴史的なマイルストーンの他にも、「おそらくほぼ全てを手に入れたチームが、あれだけ勝利への意志を保持できるのは素晴らしい。さらに上を目指すという感覚を持っているのはもはや偉大な芸術だ」と、バイエルンの貪欲なまでの向上心を称えた。

シュテーガー監督はバイエルンに対抗するため非常に守備的な戦術を採用してきたが、それでもバイエルンを止めることはできなかった。ロッベンは「あれほど深く守るとなると、もうハンドボールだ。だが、どの戦術を使うかは相手の自由だし、僕たちはそれに対して打開策を見つけなければならない」とケルンの戦い方を振り返り、グアルディオラは35分にロッベンが決めた先制点について「ラインの間にスペースがなかった。中央を通すパスはほぼ不可能だったよ。だから、先制点を決めたのがとても大きな意味を持っていた」と評価した。

グアルディオラの勝利の方程式

グアルディオラは土曜日の試合で、ある勝利の方程式を見つけたようだ。「あのような守備をする相手には、一対一に強い選手が必要。この特徴を持った選手が多ければ多い程、試合はよくなる」。確かに、ロッベン、ダグラス・コスタ、キングスレイ・コマンとドリブルを得意とする選手が先発イレブンに名を連ね、そこへ得点力のあるロベルト・レヴァンドフスキとトーマス・ミュラーが加わって攻撃陣が形成されていた。そして彼らが連係することで、ケルンの守備の牙城を崩したのだ。まずはロッベンが先制点を決め、そこにアルトゥーロ・ビダル(40分)、レヴァンドフスキ(62分)、ミュラー(77 / PK)が続いて4-0。さらにシュート本数は26:4、ボール保持率は74%をマークした。

勝利に勝利を重ね、マイルストーンに到達し、開幕からの連勝記録を更新―「今夜は赤ワインを飲む。そして明日、次の対戦相手について考えるよ」と、この一時を楽しむ姿勢を覗かせたグアルディオラ。選手たちからも、今回の新記録樹立に浮かれ過ぎる様子は窺えず、ロッベンは「重要なのは記録ではなくタイトル。そして、そのタイトルは最後に授与されるものだ」と述べ、「落ち着いて継続していく。きちんと地に足つけてね。必ず次の試合がやってくる。しかもこの次は非常に難しい試合だ」と気を引き締めた。

そう、その難しい試合とは火曜日に控えるカップ戦のことである。対戦相手はヴォルフスブルクで、アウェイ戦。つまり、勝つか負けるかしかない。フィリップ・ラームの言い方を借りれば「1ラウンド進むか敗退するかだ」ということだ。