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「新たな道標」

FCB新スポーツ施設の着工

FCバイエルンにとって、この金曜日は記念すべき日となった。ミュンヘン北部にあるインゴルシュテッター通りにて同日の午前中、育成部門のパフォーマンスセンターを備えた新スポーツ施設の着工式が行われたのだ。クラブの会長カール・ホプフナーは「FCバイエルンの歴史において新たな道標になると確信している。ヨーロッパの他のビッグクラブに比べると、ユース育成に関して我々は遅れを取っている。だからこそ今、着手したのだ」と述べた。

ホプフナーは、代表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲや建築家のProf.アルベルト・シュペーア、ミュンヘン市長ディーター・ライター、そしてオーバーシュライスハイムの初代区長クリスティアン・クフルバウアーと共に、施設の建設開始を宣言した。FCバイエルンはこの新施設のため、「約7千万ユーロの建設費用」を見込んでいる。建設期間中に、クラブのパートナー企業からも資金提供が行われる予定だ。

2017-18シーズンの初めにはサッカーフィールド8面、ユースアカデミー、オフィスを備えたクラブ寮、大体育館が完成する見通し。サッカーフィールド8面のうちの1面は2,500人を収容できる観客席を設け、試合会場としても利用可能になる。ルンメニゲは「ゼーベナー通りは最早、理想的な条件とは言えない。我々は今から、ここに素晴らしい拠点を築く。2017年以降にはフル稼働できるようになる」と未来を見据えた。

ゼーベナー通りにある施設の4倍の広さ

ホプフナーは、育成部門のパフォーマンスセンターを含めた新スポーツ施設建設プロジェクトをアニメーションを用いて紹介すると、「我々のモットーであるミア・サン・ミア を、ここでも掲げるつもりだ」と宣言した。そして「我々のユース選手が素晴らしいサッカー選手に成長するために、最善の環境を整えたい。再びフィリップ・ラームやトーマス・ミュラー、ダヴィド・アラバ、そしてホルガー・バドシュトゥーバーのような選手が出てくることを願っている」と続けた。

ミュンヘン市長のディーター・ライターは招待客の前で挨拶し、「ミュンヘン市にとって、そしてFCバイエルンにとって良き日となった。このプロジェクトは全ての若者にとって素晴らしい意義を持つものだ」と語った。

FCバイエルンが2006年に購入したこの土地は30ヘクタールで、ゼーベナー通りにあるクラブ施設の敷地の4倍の広さだ。新たに信号つきの交差点とバス停の設置が、ミュンヘン市により決定されている。

「2つの柱を維持したい」

この新施設は、U9からU19のFCバイエルン・ユースチームとアマチュア部門の拠点となる。ルンメニゲは「我々はクラブを支える2つの柱を維持したい」と明言し、「トップクオリティーの選手を獲得する一方、他方では我々自身で若手選手を育てたい」と説明する。その際に大切なことは「引き続き、FCバイエルン内にバイエルン地方の要素を取り入れることだ。理想としては毎年1人、トップチーム昇格のチャンスを得られるような選手を輩出したい」と、将来の展望について語った。

バイエルンの監督ペップ・グアルディオラもまた、この新施設建設を喜んでいる。同監督は「クラブとミュンヘン市、住民にとって、そして連帯意識を育むためにも最高のニュースだ。最高峰の選手を1人か2人獲得するよりも、育成機関に力を注ぐほうが断然良い。そこから新たなラームやミュラー、シュヴァインシュタイガーを発掘できる」と、このプロジェクトを歓迎している。