presented by
Menu
「1メートルずつ」

チームスピリットと記録的戦績で突き進む

 今日は第1アドベント。クリスマスマーケットがオープンし、人々はクッキーを焼く。そしてFCバイエルンは、厳かかつ慎重に、何物にも惑わされず我が道を行く。土曜日、ドイツ王者はリーグ戦14節で13勝目を挙げ、シーズン現時点で勝点40という新記録を打ち立てた。バイエルンは『ヘルプスト・マイスター(秋の王者)』に王手をかけており、ドルトムントがシュトゥットガルト戦に勝利しなかった場合、日曜の晩には確定すると見られる。だが、2-0(2-0)で勝利したヘルタ・ベルリン戦後にアリアンツ・アレーナで語られた話題は、そのことではなかった。

 ペップ・グアルディオラは、「チームの今日の戦いは見事だった」と何よりも選手たちのパフォーマンスを喜んだ。マティアス・ザマーもまた、「素晴らしい!我々はハッピーだ」と興奮を隠さなかった。チャンピオンズリーグのグループステージ突破を決めてから数日、年次総会から1日、メンヒェングラードバッハ戦まで1週間の時点で行われたヘルタ戦は、それほど注目されていなかったとFCBのスポーツディレクターは明かした。「我々が今夜ヘルタと戦うということは、ほとんど意識されていなかった。しかしチームはそのことに左右されず、非常に真剣に戦った」。

身を挺して戦う

 ザマーは試合前、「少しナーバスになっている」と自身の心情を明かしている。ダグラス・コスタのみならず、アリエン・ロッベンとダヴィド・アラバも断念せざるを得ず、ヨスア・キミッヒはインフルエンザに罹り欠場。8人の主力を欠くことになり、「特に、守備的なチームのスペースを打開し、1対1に持ち込める選手がいなかった」ために、「今日も決して楽な試合ではなかった」とコメントしたのはフィリップ・ラームだ。

 このような状況にも関わらず、バイエルンは順位表4位につけるヘルタ相手に試合を意のままに支配した。最終的に記録に残った数字は、シュート数24対4、コーナーキック数9対1、クロス数20対3。ハヴィ・マルティネス、ジェローム・ボアテングを筆頭とした選手たちが、時に中盤で予想以上の攻撃のクオリティーを見せ、他の選手たちも身を挺して戦った結果だ。「成功を手にしたいなら、個々の能力に加えて全員がチームスピリットを持っていることが鍵となる」とザマー。

「勝点を積み上げる」

 5バックを敷き、守備に徹した戦術のヘルタも、バイエルンを食い止めることはできなかった。ラームは「僕らも監督も、引いて守る相手の打開策を探している。それをなんとか見付け出し、課題に立ち向かう。今回もチームはこの課題をしっかりと解決した」とコメントし、「僕たちはあと数週間しっかりと戦って、勝点を積み上げる」と断言した。

 トーマス・ミュラーのCKからの先制点(34分)、マルティネスの素晴らしいアシストからのキングスレイ・コマンの2点目(41分)により、前半のうちに試合を決定付け、連続4回目のリーグ優勝に向かって一歩を踏み出したバイエルン。「常に1歩ずつ、1メートルずつ前進だ」と進むべき道を示したザマーは、ヘルプスト・マイスターを意に介してはいないようだ。「ヘルプスト・マイスターは記録に残らない」と言い、「ファンクラブの訪問後に少し休養し、来週はグラードバッハ戦に臨む」と今後の試合に狙いを定めた。