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ヘルタに2-0で勝利

人員不足も順調に勝利を重ねるバイエルン

 主力が8人負傷しているバイエルン。しかし、それでもチームの勢いは止まらない。FCバイエルン・ミュンヘンは11月28日(日)、リーグ4位のヘルタ・ベルリンをホームに迎え、2-0で勝利した。さらに、今日の勝利により、14節を終えた時点で非公式タイトル『ヘルプスト・マイスター(秋の王者)』に王手をかけた。2位のボルシア・ドルトムントが日曜日、VfBシュトゥットガルト戦で負けか引き分ければこれが確定する。

 75,000人が集まったアリアンツ・アレーナでは、新しいフォーメーションで臨んだバイエルンが、いつものリズムを掴むまで少し時間を要する。前半の中盤になり、ようやく波に乗り始めたFCBは、超守備的な戦術で対抗してくるヘルタ相手にボールを支配し、ゴールを生み出す。34分にトーマス・ミュラー、41分にキングスレイ・コマンがゴールをこじ開けた。後半に入っても、追加点こそなかったが、バイエルンゴールが脅かされることはなく、2-0で勝点3を手にした。

スターティングメンバー

 こんなにも早く状況が変わるものなのか。一週間前にはほぼ全員の選手がいいコンディションにあったはずだが、ヘルタ戦ではその状況が一転。グアルディオラが同時に8人の主力を欠くことになった。その中でも、フランク・リベリー、マリオ・ゲッツェ、チアゴ、フアン・ベルナトは復帰までもう少し時間がかかる。

 上記の4人以外のメンバーで、今回欠場する選手の中にはダグラス・コスタの名前もあった。同選手はオリンピアコス戦で筋肉系の問題を引き起こし、離脱している。また、アリエン・ロッベン(ふくらはぎ)とダヴィド・アラバ(足首の関節包)もヘルタ戦での復帰は時期尚早と判断された。他にも、ヨスア・キミッヒはインフルエンザに罹り欠場。したがって、バイエルンのアマチュアチームからミロス・パントヴィッチとパトリック・ヴァイラウホがベンチ入りした。ヴァイラウホは、2013年5月以来のトップチーム入りとなる。また、後半には負傷離脱していたセバスティアン・ローデが復帰を果たした。

 一方のヘルタサイドは、ローテーションでヴェダド・イビシェヴィッチが先発復帰し、代わりにトルガ・シゲルシがベンチスタートとなった。

試合経過

 前日記者会見でパル・ダルダイ監督がコメントした通り、ヘルタは立ち上がりから守備に徹するという戦術で臨んできた。バイエルンは外からクロスを放り込むなど、チャンスを作ろうとするが、ディフェンダーに跳ね返され、なかなかゴールに近づけない。10分に一度チャンスを演出するがポストに嫌われ、16分のレヴァンドフスキのシュートにはGKヤシュテインが立ちはだかった。

 お互い守備陣が集中して守り、前半の半分が過ぎてもチャンスに乏しい内容となる。すると、セットプレーからいきなり試合が動いた。34分、右コーナーにCBベナティアが頭で合わせる。そしてゴール前でミュラーがコースを変え、ネットを揺らした。その得点でスイッチが入ったのか、バイエルンの攻撃がそこから一気に活性化される。34分と40分に決定機を演出すると、その直後に見事な連係から今度はコマンが叩き込み、2-0で試合を折り返した。

 後半に入ってもゲームの構図は変わらない。ヘルタが守ってカウンターを狙い、バイエルンがボールを持つ。54分と55分にCBマルティネスが起点となり決定機を作り出すが、いずれもGKヤシュテインにセーブされ、追加点を奪えない。一方、ヘルタサイドはボールを持ってもキープすることができず、79分の原口のシュートシーン以外はほぼフィニッシュまで持ち込めない。その後は、88分に一度カルーが際どいシュートを放つが、バイエルンのネットが揺れることはなく、2-0で試合は閉幕を迎えた。

前半ハイライト

10分:ラームからエリア内でパスを受けたレヴァンドフスキが放つと、ポストに直撃する。そのこぼれ球にコマンが反応するが、合わずにクリアされる。
16分:ボアテングが浅い位置からセンタリングを上げる。そこにレヴァンドフスキが頭で合わせるが、GKヤシュテインがキャッチ。
22分:左サイドからのクロスに原口が飛び込む。しかしこれは枠外。
34分:ゴーーール! 右コーナーにベナティアが頭で合わせる。コース的に枠からは外れていたが、タッチライン手前でミュラーがもう一度頭で方向を変え、ゴールに叩き込んだ。
34分:ボアテングが遠目から左足で強烈なミドルシュートを放つ。枠外。
39分:ボールを奪ってから見事なまでのコンビネーションプレーであっという間にゴール前まで迫るバイエルン。右からのクロスに最後はビダルが触って流し込もうとするが、ギリギリのところでクリアされる。
41分:2点目!ボアテングが前線にボールを送球。それをマルティネスがダイレクトで裏へ落とす。そこへコマンが走りこみ、冷静にネットを揺らした!

後半ハイライト

54分:マルティネスのピンポイントクロスを完全にフリーのレヴァンドフスキがゴール前で受ける。しかし、シュートをジャストミートできずにセーブされる。
55分:再びマルティネスから最高のパスがレヴァンドフスキに渡る。しかしGKヤシュテインが素晴らしい飛び出しを見せ、ブロックされる。こぼれ球をミュラーが再度試みるも枠外。
73分:左サイドでコマンが仕掛け、マイナスのパスを出す。それをビダルがダイレクトで狙うがバーの上。
79分:原口が中央へ切り込みながら左足でシュートを放つ。しかしGKノイアー正面。
88分:エリア内左でカルーがボールを持ちシュートへ。しかしバーのわずか上。