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「トップコンディション」

絶頂期を取り戻しつつあるマルティネス

 日曜の正午前、ハヴィ・マルティネスは一番最後にFCバイエルンのトレーニング場を後にした。2-0の勝利で終えたヘルタ・ベルリン戦の翌日、同スペイン代表に課せられたのは再生トレーニングのみ。その後同選手とチームメイトは、ファンクラブの年次訪問に赴いた。ファンクラブ『デ・ガーヒンガー・フォン・ダ・アルツ』への道のりは約120キロメートル。マルティネスが波乱に富んだ1週間を振り返るのには十分な時間だ。

 同スペイン代表は、2014年5月以来初めてリーグ戦2戦連続フル出場を果たした。3-1の勝利を収めた先週のシャルケ戦、続く今週土曜のヘルタ・ベルリン戦だ。そして同DFは、両ゲームにおいて攻撃面で決定的な働きを見せ、バイエルンの勝利に貢献した。

1ゴール、1アシスト

 代表取締役カール=ハインツ・ルンメニゲは、「ハヴィは苦い経験をしている。彼は実質、シーズンを通して故障していた。それだけに、ハヴィが復帰してトップコンディションでいるのは素晴らしいことだよ」と、重い膝の故障により長期間休養を強いられた同選手の最近の活躍を喜んだ。前シーズンは終盤に2度の出場記録を残すに止まっていたが、対する今シーズンの公式戦出場数はすでに12試合に上り、うち6試合はフル出場している。

 マルティネスは、シャルケ戦で2-1のリードを奪う重要なゴールを決めて勝利を手繰り寄せ、ヘルタ戦では技術的難度の高いピンポイントアシストで、試合を決定付けるキングスレイ・コマンの追加点を演出した。ペップ・グアルディオラ監督は、ヘルタ戦でのマルティネスのパフォーマンスを「とてもいい」と賞賛した。「今日はCBとしてプレーしたが、中盤では左でプレー。彼は視野も広いし、どのポジションでプレーしようと100%の力を出してくれる」。

「3冠の年に抜きん出た活躍」

 ヘルタ戦でマルティネスは、試合最多の5アシストを記録した。同時にこれは、FCバイエルンにとっても公式戦での個人の最多アシスト記録となった。この試合でのコマンへのアシストが、973日ぶり(2013年3月30日、9-2で終えたハンブルガーSV戦)初のアシストであった。なお、1週間前のシャルケ戦では、917日ぶりのゴールを決めて苦しい時期を乗り越えたことを証明している。

 ルンメニゲは、「彼がいかに上手くゴールを演出したか、それがいかに重要であったか、後からロッカールームで気付いた」とコメントし、「ハヴィ・マルティネスがチームに戻って来たことは、素晴らしいことだ」と付け加えた。また、3冠を手にした2013年にマルティネスが「どれだけ抜きん出た活躍」をし、「特にウェンブリーでの決勝をいかに戦ったか」を振り返った。目下ハヴィはあの絶頂期の糸口をつかみかけている。