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グアルディオラの見解

「最終日までベストを尽くす」

 ペップ・グアルディオラは休暇中に英気を養ったようだ。火曜日の昼、ゼーベナー通りのメディアセンターに姿を現した同監督は、リラックスした様子を見せた。たった今FCバイエルンの新年2回目のトレーニングプログラムをやり終え、間近に迫る後季開幕の準備に取り組む。しかしその前、ウィンターブレイク後グアルディオラが最初にやらなければならないことは記者たちの質問に応じ、今シーズンでドイツ王者バイエルンを去ることについての見解を述べることだった。

 「私が55歳や60歳なら、カール=ハインツ・ルンメニゲやウリ・ヘーネス、マティアス・ザマーが『ペップ、もう十分だ』と言うまでここに留まっただろう」。しかしグアルディオラは、ミュンヘンでの3年間を経て来夏に環境を変えるのに44歳は「十分な若さ」だと感じている。「私がバイエルン・ミュンヘンとの契約を延長しない理由は非常に単純だ。イングランドのプレミアリーグで指導したいから。それが唯一の理由だ」。

新たな挑戦を求めるグアルディオラ

 グアルディオラは、代表取締役カール=ハインツ・ルンメニゲとこのテーマについて「幾度となく」話し合ったこと、「クラブが自分を引き止めてくれたのは非常に嬉しいし、感謝している。私を慰留するために戦い、手を尽くしてくれた」ことを率直に明かした。グアルディオラの決断は「お金や新たな選手」のためではなく、自身のキャリアを“イングランドでの経験”なしに終わらせたくないという思いからだ。カタルーニャ出身の同監督は、「自分のキャリアの今まさにこの時、新たなことに挑戦したい」と強調した。

 またグアルディオラは、2013年のバイエルン監督就任時、すでにイングランドからの打診があったことを明かした。しかし当時グアルディオラはFCバイエルンからのオファーに魅力を感じ、それによりこの2年半で5タイトルを獲得した。次シーズンどこに行くかはまだ伏せているグアルディオラ。「いくつかオファーをもらっているが、まだ契約はしていない。新天地が決まったら知らせるつもりだ」。

アンチェロッティは“パーフェクトな決断”

 グアルディオラは、後任のカルロ・アンチェロッティに「クラブとカルロにおめでとうと言いたい。クラブにとってパーフェクトな決断だと思うし、カルロがベストであることを願っている」と賛辞と激励を送った。56歳になるイタリア出身のアンチェロッティを「経験豊富で、イタリア・イングランド・フランス・スペインでタイトルを獲得している」と高く評価し、「カルロに最良のチームを引き継ぐために、引き続き仕事に勤しむ」とコメントした。

 しかし今後数ヶ月間、グアルディオラにミュンヘンでのプランがあることは疑うべくもない。カタルーニャ出身の同監督は、「最終日までベストを尽くすつもりだ。この選手たちとともにトレーニングし、このクラブで仕事ができる私は幸せ者だよ。この雰囲気は失いがたい」と退任を惜しんだ。「この選手たちと新しいアイディアを生み出すことがひとつの夢だった。私にこのような大きな可能性を与えてくれたバイエルン・ミュンヘンにとても感謝している」。

 後季初戦のハンブルガーSV戦に向けてチームをブラッシュアップし、3度目のタイトルに向けて攻撃を開始するまで、グアルディオラには約2週間の時間がある。同監督は、シーズン後半戦に目を向け、選手たちについてこう語った。「これから彼ら自身のため、そしてクラブのために必ずベストを尽くしてくれる。彼らは素晴らしいプロ選手たちだ」。