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シャビ・アロンソは良きお手本

「道はまだ長い」

本日金曜、ウィンターキャンプ地であるドーハで記者会見に臨んだシャビ・アロンソは、ドイツ語は勘弁してほしいと集まった記者に「オフ明けにもう少しましなドイツ語で話せるようになるまでには、まだ時間がかかる。多くの間違いをおかしてしまう。もう少しあとなら、よかったかもしれないが」と流暢なドイツ語でお願いした。アロンソは、その後の質疑応答に完璧な英語で対応した。プレミアリーグのFCリバプールで過ごした5年間でマスターしたに違いない。

その姿を見たキャプテンのフィリップ・ラームも「驚いた」とアロンソのパフォーマンスを賞賛した。「彼は世界を渡り歩き沢山の経験を積んできた。特に各国での過ごし方については手本になる」と述べ、アロンソがチーム内では「いつもドイツ語」で話していることを打ち明けた。ラームも「彼の言葉(ドイツ語)を覚えるスピードには驚いている」という。

まさに世界チャンピオンにふさわしい落ち着きを持つクールなアロンソをリスペクトしているのは、何もラームに限ったことではない。レコルトマイスターの首脳陣もまた、スペイン代表としてワールドカップと欧州選手権を制したアロンソを大いに気に入っている。クリスマス直前にアロンソの契約を2017年の夏まで1年延長したのが、その何よりの証拠である。これについてアロンソは「残ることができてとても嬉しい。これであと少なくとも一年はここでサッカーができる」と語り、ミュンヘンは「とても居心地良い」と明かした。

今後もこの居心地の良さを維持するためにも、アロンソはさらなるタイトルを獲得したいと話している。「すべてのタイトルを取ることが我々には可能だと思っている」とアロンソはいうが、それには一つだけ条件があるそうだ。その条件とは「全ての選手が良いコンディションにあること」だという。昨シーズンのバイエルンは「毎週のように新たな問題がもちあがっていた」と振り返り、「今年は去年よりも少しは運が良ければよいのだが」と語った。

冬休みはアドバンテージ

そのためにも、まずは「全力で努力する時期」にきているとアロンソは言う。「なんといっても、我々が目指すところは高いから」だとアロンソは続ける。目標を達成するために、「大きな助けとなる重要な」ポイントが一つあると、バイエルンでは最年長者となる彼はいう。それは冬休みだ。これまでに経験したスペインとイングランドのリーグでは、冬休みがなかったそうだ。「ゆっくりと休み、心身ともにリフレッシュすることができる。そして再び準備する時間もある。我々が今ここでそうしているように。ハードな後季が待ち受けているだけに、他のリーグと比べると、冬休みはアドバンテージ」と彼は捉えている。

これは、チャンピオンズリーグの次の対戦相手であるユヴェントス・トリノ戦についてもいえる。昨年、チャンピオンズリーグで準優勝したユヴェントスは、現在リーグ戦8連勝中と絶好調。それだけに「難しいゲームを2試合控えている。我々は彼らをとてもリスペクトしている」とアロンソはいう。彼は「トップレベルのプレイができなければ、大苦戦を強いられる」と予想する。アロンソは、リバプール(2005年)とレアル・マドリード(2014年)の選手として、チャンピオンズリーグをすでに2度制覇している。

「(チャンピオンズリーグ優勝は)、私のキャリアの今この時期の最大の目標だ。我々はみな、このタイトルを欲しがっている」というアロンソ、もし再び優勝に輝くことができたなら、優勝回数でかのクラレンス・セードルフと肩を並べることになる。「私にとっては大きなチャレンジ。彼のような選び抜かれた選手たちの仲間入りができるかもしれないからね」。だが「道はまだ長い」と彼はいう。しかしFCバイエルンでこの目標を達成できた日には、彼もきっと記者会見にドイツ語で臨んでくれるに違いない。