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「これで目が覚めた」

テストマッチ後、「批判的」なバイエルン

 綿のような雪が降りしきる日曜日の午後、整備されたばかりのゼーベナー通りのトレーニング場は、またすぐに白く染まっていった。しかしその牧歌的な風景とは裏腹に、FCバイエルンはフル稼働中だ。後季の予行練習といえるテストマッチが行われた土曜日、1-2とカールスルーエ相手に敗北を喫したFCB。主将のフィリップ・ラームは「金曜日までに改善を図らなければならない。もっと良くならなければならないが、きっとそうなると確信している。金曜日には違うチームになっているよ」と後季開幕戦に向けて気を引き締めた。

 ペップ・グアルディオラもまた、ヴィルドパークシュターディオンでの敗戦に満足しているはずがない。だがこの結果にそれほど驚いてもいないようだ。それというのもチームは後季準備期間中、これまでにただトレーニングを行ってきたのみだからだ。同監督は「他のチームを相手に試合をするのは全く別物だ」と説明し、「改善するためにはミスも必要だ」と、この敗北を「教訓」と見なしている。

 カールスルーエ戦で秩序に欠け、1対1でも良い対応ができなかったのはジェローム・ボアテングだ。そのことは同CBも自覚しており、「そんな状態で勝てる試合などない」と反省を口にした。同選手は73分、決定機の相手選手をファールしたためにレッドカードを出された。ディミトリー・ナザロフが直後にPKを決めて、2部リーグ所属のカールスルーエSCに決勝ゴールをもたらしている。先制点を決めたのは同じくカールスルーエのブバカル・バリー(16分)で、21分にはアルトゥーロ・ビダルが同点弾を挙げていた。ボアテングは「今日は反省しないといけない。そして、僕たちはまだ準備ができていないと言わざるを得ない。どこを改善すべきかはわかっている」とコメントした。

 「目が覚めた。準備もできている」

 これら選手や監督のコメントを見る限り、このテストマッチの目的は果たされたといえるだろう。バイエルンはこの対戦で、金曜日のハンブルクとの後季開幕戦までに改善すべき点を見つけることができた。その他にも、ウィンターブレーク前に負傷したダヴィド・アラバ(66分)やダグラス・コスタ(45分)、アリエン・ロッベン(45分)は試合経験を積むことができた。またこのテストマッチでは、ホルガー・バドシュトゥーバーが今シーズン2回目となるフル出場を果たした。

 マヌエル・ノイアーが「これで完全に目が覚めた。準備もできている」と言うと、ボアテングも「大切なのはブンデスリーガのスタート時に準備ができていることだ。他のチームも眠ってなどいないからね」と補足する。グアルディオラは「ハンブルク戦まで、あと6日」と残り日数を数え上げると、バイエルンでの1年目を思い浮かべた。2014年1月当時、チームは後季予行練習のザルツブルクとのテストマッチに0-3で敗れたが、その後、公式戦で10連勝を飾っている。