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「何が来るのかわかっている」

「強い精神」でトリノに向かうFCB

 デビュー、新記録、そして大歓声をまき起したカムバック― ダルムシュタット98とのホーム戦は、ドイツマイスターのFCバイエルンにとって祝うにしかるべきものとなった。だが最も重要なのは、昇格組のダルムシュタット相手に3-1(0-1)の順当な勝利を挙げ、来週火曜日に行われるチャンピオンズリーグのラウンド16・1stレグのユヴェントスFC戦の予行を好成績で終えたことだ。

 アリエン・ロッベンは土曜日、「この後に何が来るのか、もちろんわかっている。今日の試合に関して言えば、ユヴェントス戦に向けて良い予行試合になった。それというのも、彼らのプレーはユヴェントスにとても良く似ているからだ。大変集中的なプレーをしていたが、ユヴェントスもそのようなサッカーをする。だから良い準備になった」と、7万5千人の観客で埋め尽くされた完売のアリアンツ・アレーナでの試合を振り返った。

ミュラーが試合をひっくり返す

 FCBユニフォームでの初出場を飾ったザーダール・タスキも、「ユーヴェも同じように深い位置で守備をし、カウンターを狙うだろう」と予想している。2年半越しにブンデスリーガ復帰を果たした同CBは、「先発メンバーとしてプレーすることは本当に素晴らしい気分だ」とその感想を述べた。だが、このタスキにとってのブンデスリーガ復帰戦は、思い描いたのと全く違う流れとなった。圧倒的な優位に立ち、数多くのゴールチャンスを作り出したにもかかわらず、FCBはサンドロ・ヴァーグナー(26分)に先制点を許し、0-1とリードされたままハーフタイムに入ったのだ。

 ト―マス・ミュラーは試合前半を、「僕たちのプレーは悪くなく、考えていたよりも多くのチャンスがあった。ただ、ゴールを決めることができなかった」と振り返った。後半に入ると、そのミュラーが2ゴール(49分、71分)挙げて試合をひっくり返し、更にロベルト・レヴァンドフスキ(84分)が終盤にダメ押しの追加点を挙げた。今シーズン16及び17ゴール目を記録したミュラーは、「逆転できたことは、僕たちが強い精神を持っているという証明になった」と力強く語った。

トリノでは「違うパフォーマンス」を

 FCBはウィンターブレーク後、ブンデスリーガで10ゴールを記録しているが、その全てがレヴァンドフスキとミュラーによるものだ。このポーランド代表(22得点)とW杯チャンピオン・ドイツ代表(17得点)のコンビは第22節を終えた時点で計39得点を挙げているが、これほど多くのゴールを決めたコンビは、ブンデスリーガ史上他にない。それまでのコンビ最多得点記録は1972-73シーズンのゲルト・ミュラー(24得点)とウリ・へーネス(13得点)が保持していた。

 その上バイエルンにとって朗報となったのは、フランク・リベリーが11カ月ぶりにアリアンツ・アレーナに戻って来たことだ。代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲもまた、「我々は後半、フランクが途中出場してからは特に、首尾一貫したプレーをしていた。そして順当な勝利を手に入れた」と、試合後「とても幸せ」な様子を見せた同ウィングのカムバックを喜んだ。

 しかしアリーナを出る頃には、FCBの視線は既にトリノでの対戦に向けられていた。2得点を挙げたミュラーは「難しい試合だ。ユーヴェは場慣れしている。スタジアムは素晴らしいよ。対戦を楽しみにしている」と言うと、「チャンスを上手く活かすことができず、問題を招いてしまった。ユヴェントス戦では違うパフォーマンスを出さなければならない」と、ダルムシュタット戦の反省点を踏まえ、チャンピオンズリーグ戦への意気込みを語った。