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タスキが離脱

モチベーションは「4連覇」

 契約書にサインしたのが月曜日、個別メニューを行ったのが火曜日、そして水曜日にはチームの全体練習に合流し、土曜日にFCバイエルンでデビュー ― これがまさに新加入のザーダール・タスキが思い描いていた理想のスタートだったろう。しかし、この夢は水曜日の段階で早くも崩れ去った。マティアス・ザマーが記者会見に現れると、背番号4を受けとるタスキについて「トレーニングで頭をぶつけた。軽い脳震盪の可能性がある。2、3日の休養が必要。少し運が悪いよ」と報告。火曜日に本人が「全力で取り組みたい」と述べていたにも関わらず、急遽赤信号にかかった。

 だが、一先ず離脱することになったとは言え、それでもザマーはドイツ代表でキャップ数14を誇るタスキの加入を喜んでいる。「彼の実力と経験が我々の助けになる」と述べると、ジェローム・ボアテングとハヴィ・マルティネスの不在により発生した「手に負えない」ほどのCBの人員不足を、「それなりに手に負えるものにするために素早く対応した」と説明した。

「歴史を作れる」

 またザマーは、タスキの「パスセンス、落ち着き、対人戦の強さ、そしてスピード」を称賛。さらに、移籍交渉中の対話について「彼は信じられないほど燃えていて、『準備万端』だということが伝わってきた」と語り、同選手の性格に驚かされた様子を窺わせた。つまり、「あとは彼次第。いいプレーをすればするほど出場機会が増える」ということだ。

 いずれにせよタスキは、土曜日の晩のレヴァークーゼン戦は観客席から見守ることとなる。ザマーは「彼はまだこれから十分に力を見せるチャンスがある」と指摘し、今節については、チームがアウェイ戦の好成績をキープするためにも「ここでもう一度踏ん張らなければいけない。ドイツサッカーの歴史を作ることができる。チャンピオンズリーグの話ではない。リーグ4連覇のことだ。それが我々を駆り立てている」と力を込めた。