presented by
Menu
「偉大な試合」

FCB、ユーヴェとの2戦目へ「前向きな姿勢」

 火曜日の晩、トリノのチームホテル内にある大広間『サラ・デレ・フェスト』では、チャンピオンズリーグ恒例の打ち上げが開催され、夜遅くに広間へ到着したバイエルンの選手たちを大きな拍手喝采が迎えた。トリノまで駆けつけたサポーターやパートナーが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント初戦で2-2の引き分けを収めたチームを熱く出迎えたのだ。

 カール=ハインツ・ルンメニゲ代表取締役社長は打ち上げのスピーチで、「今日我々は偉大な試合を見ることができたと思う。かつて経験した中でも最高のCLトーナメント初戦のひとつだった」とコメント。引き分けという結果については、「準々決勝進出に繋がるとてもとてもいい結果」と述べ、「3週間後、チームがコーチ陣とともに成し遂げてくれると思う」と前向きな姿勢を見せた。

60分まではプラン通り

 バイエルンはセリエAで首位を走るユヴェントス相手に、しかも41,332人が集まったアウェイのユヴェントス・スタジアムで約1時間にわたりゲームを支配し続けた。そして、トーマス・ミュラー(43分)とアリエン・ロッベン(55分)のゴールで順当な2点リードを奪う。この日CLでのキャップ数を100に伸ばしたキャプテンのフィリップ・ラームは、「最初の60分は完全に型にはまった」と振り返っている。また、特に前半が「プラン通りにいった」と分析。事実、ユヴェントスはほとんど自陣から出ることすらできていなかった。

 しかし、ゲームはそのあと傾いた。バイエルンが一度コントロールを失うと、63分にパウロ・ディバラ、76分にステファノ・ストゥラーロにゴールを許し、試合を振り出しに戻される。ラームは、「60分までのプレーを続けていきたい。それまではとてもいいプレーだった。だが、残念ながらそのあと2失点してしまった。2-0でリードしていたら、もっと望んでしまう。でも、いいチーム同士が戦っていたのだから仕方ない」と総括し、最終的にバイエルンにとって「いい結果」とまとめた。

本命として2ndレグに臨むFCB

 先制点を挙げたミュラーは、「後半はそこまで主導権を握ってプレーすることができなかった」と不満を示し、バイエルンが1stレグで決定的な結果を残せなかったことを悔やんだ。「結果は少し腹立たしいが、いいパフォーマンスだったし、2ndレグを戦う上でいい前提条件になった。だが、それでも少しばかり痛烈で怒りもある。100%満足して寝付くことはできない」とミュラー。

 一方、ルンメニゲはポジティブな面を取り上げ、「この結果に不満を抱き、ミスをするべきではないと思う。例え一時的に2-0でリードしていたとしてもだ」と、ユヴェントス戦の引き分けに完全に満足を示し、ペップ・グアルディオラに至っては、「監督のキャリアの中で最高のゲームのひとつ。イタリア一のチーム相手に卓越したプレーをした。選手たちのパフォーマンスに満足している」と手放しで称賛した。

 3月16日に控えるアリアンツ・アレーナでの2ndレグでは、バイエルンが0-0もしくは1-1の引き分けでも2回戦進出を決めることができる。ラームもこの現状について、「アウェイで2-2だったのだから、今は僕たちが優勢だ。とてもいい状況だし、自分たちのホームでの強さは知っている。だから、2戦目には前向きな姿勢で臨める」と主張。ロッベンも2試合目の勝利のプランをすでに思い描いているようで、「最初の60分と同じようなプレーをしなければならない。あと30分長くするだけだ」と説明した。