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「素晴らしいレベル!」

「今回はもう一つ先」を目指すスーパーバイエルン

 パーティーはすでにピッチ上で始まっていた。SLベンフィカに2-2(1-1)で引き分け、疲弊し切った状態でチャンピオンズリーグ準決勝進出をサポーターと祝う選手たちを、ペップ・グアルディオラ監督は一人ひとり抱きしめていた。なんというパフォーマンスだっただろうか。伝統と化した試合後の深夜の打ち上げで、拍手喝采が鳴り止まなかったのも理解できる。

 「ブラーヴォ!」とスピーチで述べたのは代表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲだった。そして「大きな賛辞を送る。素晴らしい雰囲気の中で最高のゲームを見ることができた」と、チームとコーチ陣を称賛。約2年ぶりにCLの試合に同行し、ルンメニゲのスピーチの後に数分間に渡り拍手を受けたウリ・ヘーネスも、同じ意見を示していた。

「僕たちの方が上だった」

 だが、進出を祝う前にバイエルンは、熱狂の渦に包まれるエスタディオ・ダ・ルスで難敵を退けなければならなかった。ベンフィカ戦でCLキャップ数を103に伸ばし、ドイツの歴代最多出場数に並んだフィリップ・ラームは、「厳しい試合が待ち受けていることは分かっていた。だが、チームはそれを乗り越えた!」と喜びを表した。試合は、ラウール・ヒメネス(27分)のゴールでまさかの先制を許したものの、そこから不屈のアルトゥーロ・ビダルが同点ゴールを奪取(37分)し、観客を沸かせた。

 グアルディオラは、「特に後半、十分なチャンスを作り出した」と満足を示し、ルンメニゲは「今君たちは、素晴らしいプレーをしている」とチームの誇らしさを語った。そして、52分にはトーマス・ミュラーが準決勝進出へ大きく前進した2点目を決める。同選手は、「ベンフィカは力のあるところを見せていた。でも、全体的に僕たちの方が上だった」と、喜びながらも冷静に分析した。

次はマンチェスターかマドリード、いずれにせよ目指すはミラノ!

 76分にはタリスカが2-2の同点ゴールを決めたが、それでも結果が変わることはなかった。ルンメニゲは、「どの大会でも良い形で勝ち残れている。素晴らしいことだ」と5シーズン連続となるCL準決勝進出を喜んだ。主将ラームも「これは、僕たちがここ数年の欧州最高峰に属していることの証明だ」とコメント。

 監督も過去を想起し、「ここ2年間いた場所に到達した。だが、今回はもう一つ先に進みたい」と目標を掲示。ルンメニゲは、「次に行く街はマドリードかマンチェスター」と準決勝を見据えた。また、「2001年に続き、2016年もミラノで大きな目標を達成できるように、できることは全てする」と述べ、不安のない様子を覗かせた。