presented by
Menu
「おお、フランク・リベリー!」

ゴール・アーティストのリベリーはまだ「空腹」

 「おお、フランク・リベリー!」、この歌がバイエルン・ファンによってこの日最初に歌われたのは、辛うじて、しかし順当な1-0の勝利を挙げたアイントラハト・フランクフルト戦の開始から22分も経たない頃だった。彼らのフランクがその直前にこの試合のハイライトを演出し、決勝弾となるゴールを決めたのだ。ゲッツェのシュートが相手GKルーカス・フラデツキーに弾かれ、自分に向かってボールが飛んできた時、リベリーは躊躇などしなかった。そしてゴール16m前から同選手が放った芸術的なジャンピングボレーは、フラデツキーを超えて見事にゴールネットを揺らした。

 試合が終わり、観客席のファンの最後の歓声も消えた後、リベリーは「ボールがこちらに来るのが見えたから試してみたんだ」とゴールシーンを振り返り、「このようなゴールを決めたのは初めてだ。僕とファンにとってとても特別になった」と感慨深げに語った。彼の場所である左サイドで悠々と当たり前のようにプレーしていた同選手だが、その長期にわたる負傷離脱をを考えれば、その活躍は当然とはいえないものだ。更に今季2得点目を挙げて試合の勝敗を決定付けたとなれば、その喜びも一入だろう。

「まだ空腹」

 リベリーは厄介な足首の負傷に悩まされ、昨年3月から12月までチームを離脱していた。その後一度は復帰を果たすも、わずか2週間後に筋肉を負傷し、2月末まで改めて休養を強いられることとなった。しかしついにカムバックを果たしたリベリーは、フランクフルト戦でもっとも多くのクロスを上げ(4本)、最も多くのシュートをアシストし(3本)、もっとも多くの対人戦に勝った(26回)バイエルン選手となり、自身の2016年初ゴールも挙げてそのパフォーマンスを完璧なものにした。同選手の万感の思いはゴール後の雄叫びとなって表れた。

 「毎日たくさん努力し、チームのために戦う。今の自分が何パーセントかなんて言うことはできない。試合に出るたびに調子が良くなると感じている」と言うリベリーは、今後のイングリッシュウィークに向けて燃えている。土曜日夜に「これから僕たちは、火曜日のためにしっかりとリカバリーしなければならない。そこでは再び100%の力を出さなければならない」と語った同選手の視線は、既にチャンピオンズリーグのSLベンフィカ戦に向けられている。その試合の2日後に33歳の誕生日を迎えるリベリーは、もちろんSLベンフィカ戦でも再び出場できることを願っており、「まだ空腹だ、いつもプレーしたい。僕の身体が走れる限り、走り続けるつもりだ」とやる気に溢れている。おお、フランク・リベリー!