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「手に汗握る展開」

バイエルン有利!2ndレグが戦い易い結果

 選手たち自身、SLベンフィカ戦の1-0の勝利を喜んでいいのか、それとも悔しがるべきなのかよく分かっていなかった。と言うのも、準々決勝2ndレグでの戦いを有利にするためのより良い結果を出すチャンスが何度かあったからだ。マヌエル・ノイアーに至っては、「1-1になっていてもおかしくなかった」とコメントしている。だが、一つ確実なのは、FCバイエルンが僅かではあるが優位に立っているということだ。トーマス・ミュラーも「手に汗握る2ndレグになる」と予想している。

 火曜日の晩に行われた1stレグは立ち上がりから思わぬ展開を迎えた。試合開始から2分、アルトゥーロ・ビダルがフアン・ベルナトのクロスに頭で合わせ、いきなり先制点を奪取した。まさに自身の好調さを証明する一発だった。そこからさらに勢いに乗るバイエルンは、チアゴとビダルがダイアゴナルなロングボールを両サイドへ散らし、外から攻撃を仕掛ける。追加点が入るのも時間の問題かに思われた。この日センターバックとして先発出場したヨスア・キミッヒは、「全て掌握できていた」と報告している。

 しかし20分が過ぎてから、試合展開に変化が見られる。バイエルンが徐々に失速し、一方でベンフィカが明らかに力強いプレーをし始めたのだ。ノイアーが「相手が僕たちのサイドチェンジに合わせてきた。4バックが上手く左右にシフトしていた。そうなると当然簡単ではなくなる」と説明。ミュラーも「彼らは自分たちの力を示していた。寄せ集めの集団ではなく、それぞれが何をするべきかを分かっていた。だが、全体的に僕たちの方が良かった」と分析した。

「簡単に勝って次に進むことなどできない」

 ポルトガルの同チームは、2、3回バイエルンのゴールを脅かすシーンを演出していたが、幸いにもノイアーがファインセーブで守り切った。2ndレグで、もしバイエルンが1点でもアウェイゴールを挙げるようなことがあれば、ベンフィカは少なくとも3ゴール以上が必要になる。キャプテンのフィリップ・ラームは1stレグの結果について、「非常にいい状況だ。あとはこれを活かすことが大事。今日のような1-0の勝利にも満足しなければならない。なぜなら、これがチャンピオンズリーグの準々決勝だからだ。簡単に勝って次に進むことなどできない」とコメント。

 試合終了間際に追加点を奪うビッグチャンスを手にしていたFWロベルト・レヴァンドフスキは、リスボンでもバイエルンが「チャンスを作れる」と確信している。そして、「僕たちはバイエルン・ミュンヘンだ。僕たちの方が上だということを見せつけなければならない」と意気込みを述べた。また、次の試合ではベンフィカの最多得点者ジョナスが、イエローカードの累積で出場停止となる。ミュラーは、「それに関しては悲しくない」と、ジョナスの不在をプラスに捉え、「今日はとても輝かしいというわけではなかった。だが、相手はベンフィカ。そんな簡単にはいかない」と総括した。