presented by
Menu
「彼が必要」

プレスをかけ、ボールを奪い、ゴールを決められるビダル

 走って、スライディングして、対人戦から一度も逃げずに戦い抜く。そして、決勝ゴールを挙げる。アルトゥーロ・ビダルが今季の超重要な週にどんどんFCバイエルンの大切な原動力に成長しつつある。チャンピオンズリーグ準々決勝、SLベンフィカとの1stレグに1-0で辛勝した試合で同チリ代表は、ただゴールを決めただけではなく、疲れ知らずのプレスをかけ続け、インターセプトし、危険な状況を察知していち早く対応していた選手だった。

 ビダルは初戦を終えたあと、「とても嬉しいよ。チリの代表戦のあとは少し疲れていた。だが、今日は凄く感触がよく、ゴールした上に勝てたことをとても嬉しく思う。これで次のラウンドに進む大きなチャンスを手にした」と90分を振り返った。

走行距離を更新

 ベンフィカ戦の前にペップ・グアルディオラ監督が、「彼は、他の選手にもエネルギッシュな影響を与えるプレーヤー」と、珍しく試合前の記者会で先発出場を保証したビダルについてコメント。そして、「アルトゥーロは非常に重要な選手だ。彼は偉大な人格の持ち主で、素晴らしい経験を持っている。ここ数ヶ月、彼はとてもよくやっている。我々には彼が必要だ」と賛辞を送った。

 ビダルのベンフィカ戦での走行距離は11.7 kmを記録。これは、バイエルン内トップの数字で、同じく中盤で活躍したユヴェントス戦で記録した11.1 kmと11.4 kmを上回った。また、全てのシュートに恐れず身を投げ出し、開始2分にはバイエルン移籍後初となるCLゴールを飾った。

心地良さを感じるビダル

 このゴールでビダルは、CLでの自身のキャリア通算10ゴール目を記録。同じくチリ代表のアレクシス・サンチェス(9)を超え、同国のCL得点ランキングで単独トップに躍り出た。トーマス・ミュラーはそんな同選手を、「皆、アルトゥーロに期待している。そして彼はその期待に応えた。ボール奪取はチームにとって常に刺激だ」と称賛し、ビダルを中盤で最も強い『戦士』と命名した。

 本人もこの中盤でのプレーを心地良く思っているようだ。「気に入っている。頻繁にボールに触れるし、攻撃も守備もどちらもできる。この危険が伴う場所が好きだよ」と火曜日の晩にコメント。またグアルディオラは、特にビダルのライン間におけるスピード、戦う力、積極性を評価し、一方で「守備も安定している」と述べ、攻守両方の能力の高さを強調した。

 FCバイエルンに来てまだ1年も経っていないビダル。昨年はユヴェントスの一員としてチャンピオンズリーグ決勝でFCバルセロナに敗れたが、「このまま進むことを願っている。まだ成長できることを願っている。これからまた難しい試合に臨むことになるが、自分たちで設定した目標を達成したい」と、バイエルンでの意気込みを述べた。