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ベンフィカ戦の戦い方

計算なし!「すべきことは分かっている」

 リスボンの天気は宝くじのようだった。太陽の光が燦々と差し込んでいたかと思えば、突如強い雨が降り出したりする。数日前には雪さえも降り、今日は強風のせいでバイエルンの飛行機の到着が遅れたほどだ。そんなポルトガルの首都で水曜日の20時45分、チャンピオンズリーグ準決勝進出を懸けてFCバイエルンとSLベンフィカが対戦する。

 主将フィリップ・ラームは、ホームで迎えた初戦の1-0の勝利に言及し、「僕たちは今、非常に有利な状況にいる。これを活かさなければ」と、2ndレグに対する意気込みを述べた。FCバイエルンの代表取締役社長カール=ハインツ・ルンメニゲもまた、「もちろん、準決勝に進出したい。だが、そのためには少なくともあと90分間いいサッカーをしなければならない。それも集中して」と述べ、当日のパフォーマンスの重要性を説いた。

「今は相手をよりよく知っている」

 トーマス・ミュラーは、「1stレグの結果はよかった。だが、水曜日は関係ない。予想外の出来事が起きてもおかしくない」と注意を喚起。そして、それを防ぐためには、「高い集中力と情熱が必要」だと話す。またマヌエル・ノイアーは、リスボンで勝利を収めることは「簡単ではない」と予想し、「ベンフィカは、ミュンヘンで僕たちを自由にやらせなかった」と振り返った。とは言え、ペップ・グアルディオラが「今は相手をよりよく知っているし、我々がすべきことは分かっている」と言うように、1-0の辛勝がバイエルンにとって有利に働くことは間違いない。

 だが、それはベンフィカにとっても同じことが言える。同チームの最終調整もまた、その変わりやすい天候に見舞われていた。だが、急な土砂降りにも関わらず、ベンフィカのCL前の高ぶった雰囲気が乱れることはなかった。ただし、筋肉系の問題でトレーニングを休んだニコ・ガイタンの不在が、唯一その空気を濁らせていた。ベンフィカの点取り屋ジョナス(今年に入ってから公式戦18試合18ゴール)も一緒にトレーニングはしたものの、2ndレグは累積警告により出場停止となる。

「チャンスがあれば、単純に活かす!」

 しかしハヴィ・マルティネスは、同ブラジル人選手の不在を決してアドバンテージとは見ていない。「彼はとても危険なプレーヤーだが、他にもいいフォワードはいる。誰が出場するかに関わらず、僕たちは100%集中していなければならない」と警戒。ダヴィド・アラバも、「非常に激しい試合になる。全力を尽くさなければならない」と語気を強め、ノイアーは、「1stレグは1-1で終わっていてもおかしくなかった。だから、要注意だ!」と注意を促した。

 バイエルンは引き分け以上で5年連続となる準決勝進出を果たすことになる。だが、選手たちの頭の中に引き分けという言葉は存在しなかった。ロベルト・レヴァンドフスキは、「ドローを目指してプレーすることはできない。僕たちは攻撃的にプレーしなければ!」とコメント。そして、「バイエルンがリスボンでチャンスを演出すれば、それを単純に活かさなければならない」と続けた。チャンスを活かすことさえできれば、リスボンの天気と違って結果は運任せにはならないだろう。