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「祝うに相応しい」

「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」!「信じられないような一年」を祝うFCB

 チームバスのスピーカーは最大限にボリュームを上げられていた。ダヴィド・アラバとラフィーニャを中心としたDJチームは、もちろん全てのチャントやヒット曲を携えており、『シュテルン・デス・ズーデンス(南方の星)』や『ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ』などが次々とかけられていた。トーマス・ミュラーは、「今までで最高のバス旅行だったよ」と、ミュンヘンまでわずか70kmの道のりを楽しんだようだ。そしてバスに乗り込む前のロッカールームでも、チームは当然盛大に祝っていた。

 2-1(2-1)で勝利したFCインゴルシュタット戦直後、チアゴは「ただただ素晴らしい気分だ」とだけ述べた。この勝利でFCバイエルンは「歴史的快挙」を成し遂げた。ロベルト・レヴァンドフスキは「4回連続でリーグ優勝を果たした。本当に最高だよ!」と喜びを露わにし、ハヴィ・マルティネスも「今までブンデスリーガでこれを成し遂げたチームはなかった。僕たちはとても喜んでいる。僕たちは歴史を塗り替えた!」と興奮冷めやらぬ様子でコメントした。

ルンメニゲも絶賛

 主将のフィリップ・ラームが言うように、「このタイトルは全く特別なもの」だ。ラームは「この記録を達成することは、シーズン当初から僕たちの目標だった。4回連続でドイツチャンピオンになった―最終節の前に目標達成できたなんて、素晴らしいよ」と大喜びだ。だがFCバイエルンはこの結果を得るために、隣町インゴルシュタットとの試合で大変な労力を必要とした。フランク・リベリーは「難しい試合だった。特に火曜日の後では。だが僕たちは良くやったよ!チーム全員が素晴らしい戦いを見せた」と試合を振り返った。

 26回目のリーグ優勝、更に歴史的な4連覇を成し遂げたチームに対し、代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲも当然誇らしい気持ちでいっぱいだ。かつて世界クラスのストライカーだった同氏は、「私自身、フランツ・ベッケンバウアーやゼップ・マイヤー、そしてゲルト・ミュラーと共に3連覇している。しかし現在のバイエルンは4連覇を成し遂げた!選手と監督には、ただ大きな賛辞を送る」とチームと監督を絶賛した。

「一人は皆のために、皆は一人のために!」

 いつもは饒舌なアラバも、「とても言い表せないような気持ちだ。嬉しいし、感謝している。この瞬間を味わい、そして祝いたい。それに相応しいことをした」と言葉少なにコメントした。そんな同選手に同意を示し、マルティネスが「これから何日間か祝う時間はある」と言えば、チアゴも「信じられないような一年だった。家族や友達と共に祝うよ」と笑顔で語った。

 それには監督ペップ・グアルディオラからも正式にお許しが出ている。感激した様子の同監督は、「選手たちは優勝を祝い、しっかり楽しむべきだ。それが彼らには必要だ」と、選手たちに3日間のオフを与えた。しかし同時にラームら選手たちは、今シーズン中にまだもう1つ、達成すべき大きな目標が控えていることを忘れてはいない。FCBの主将は「緊張感は去ってはいない。これから僕たちは少し祝うことができるが、2冠達成が僕たちの目標であるとわかっている」と2つ目の目標達成に目を向けた。

 5月21日にベルリンで行われるボルシア・ドルトムントとのポカール決勝戦を既に見据えているのは、ラームだけではない。マルティネスは「僕たち全員、この試合に照準を合わせていく。ぜひ2冠を獲りたい!」と、4連覇を祝った後は再び気持ちを切り替えて試合に臨むことを誓った。リベリーも同じく、ポカール決勝でドルトムントに「もちろん勝ちたい」と願っている。インゴルシュタット戦後のロッカールームでも次に手に入れるべきベルリンでの勝利について言及したルンメニゲは、選手たちにいつもの決まり文句を思い出させた。その決まり文句とは、「一人は皆のために、皆は一人のために!」だ。