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「スタイルを保ってプレーする」

1stレグと同じプレーを目指すアトレティコ

 ピッチの脇で彼は腕を頻りに振り、上下に飛び跳ね、まるで自分がプレーしたいかのように足をピクピクさせている。だが、チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ対FCバイエルン戦の前日、ディエゴ・シメオネ監督は落ち着きを放っていた。ほぼ身動きせず、左腕は太腿の上に置き、アリアンツ・アレーナのベンチで静かに最終調整を見守っていた。主将ガビとFWフェルナンド・トーレスも、記者会見で監督と同じ姿勢を保っていた。まさに嵐の前の静けさだろう。

 現在、リーガ・エスパニョーラではベンチ入り禁止処分が下されている同監督。その前日に醸し出していた静かな様子について問われたキャプテンのガビは、「チームにどうプレーするかを伝えることはいつだってできる。僕たちは多くの時間を共有しているし、完璧にお互いを理解し合っている」と返答。しかし、チャンピオンズリーグの試合では、シメオネはベンチから指示を送ることができる。キャプテンは、監督がいる時といない時の違いについて「上(観客席)からは見渡しはいいが、下では試合にもっと参加することができる」と指摘した。

「どんな相手にも勝つことができる」

 アトレティコにとって、2014年に決勝進出を果たしたときと同様、バイエルンとの2ndレグでは引き分け以上で勝ち進むことができる。シメオネはしかし、「勝ちたい。自分たちのスタイルを保ったプレーをする。我々は、我々として臨む」と、本来のサッカーからブレないことを強調。確かに1stレグでもアトレティコは、前線から激しくプレッシャーをかけ、コンパクトな守備で対応していた。そして、まさにそれと同じプレーをアリアンツ・アレーナでもしたいという。「プレッシャーをかけ、対人戦での強さを示し、ボールを出来るだけ早く奪えるように心懸けていた。自分たちにしっくりくるようなプレーをした」と同指揮官。

 またトーレスも、アトレティコの哲学は維持することを強調。「チームとして立ち向かえばどんな相手にも勝つことができる。僕たちは、お互いのために頑張り合い、一人ひとりがチームメイトのために戦っている。それを明日もまた見せるつもりだ」と意気込みを述べた。ガビも、「ミラノへ行くためには、最高のチームを倒す必要がある。そして、バイエルンは最高のチームのひとつだ。だが、僕たちにもチャンスはある」とコメント。シメオネ監督は、選手たちの発言を聞きながらも、「私はどんな試合の前も必ず緊張している。だから、この試合を前にして私がどのように感じているか、皆さんも想像できるはずだ」と正直な気持ちを明かした。

ゴディン、復帰目前

 アトレティコ・マドリードは、誰も欠けることなくミュンヘンにやって来た。その中には、ディエゴ・ゴディンも含まれている。ディフェンスリーダーの同選手は、太腿の負傷で直近の3試合に欠場していたが、怪我を治して、アリアンツ・アレーナでの最終調整に参加した。シメオネはゴディンについて、「ピッチでのディエゴの存在は重要」と述べながらも、出場するかどうかについての明確な回答は避けた。

ミュンヘンへ同行したアトレティコのメンバー:

GKオブラク、モヤ、ベルナベ
DFフェリペ・ルイス、サビッチ、ガメス、ルーカス、ヒメネス、ゴディン、フアンフラン
MFコケ、クラネビテル、オリベル、アウグスト、ガビ、サウル、カラスコ、トーマス、チアゴ
FWグリーズマン、フェルナンド・トーレス、コレア、ビエット