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ドイツ対ポーランド

90分間敵に回るレヴァンドフスキ

チームメイトを突然敵に回すのは、さぞかし複雑な思いだろう。もちろんFCバイエルンの練習中に、ジェローム・ボアテングがロベルト・レヴァンドフスキとマッチアップすることはある。だが、生死をかけた真剣勝負とはわけが違う。16日(木)夜(現地時間の21時キックオフ)、彼らは90分間にわたり友情のきずなを断ち切ることになるだろう。というのもこの両名は、母国の期待を一身に背負い、ユーロ決勝トーナメント進出に向け重要な勝ち点を奪い合うことになるからだ。ボアテングはドイツ代表としてマヌエル・ノイアー、トーマス・ミュラー、マリオ・ゲッツェ、ジョシュア・キミッヒらとともに、ポーランド代表のレヴァンドフスキを迎え撃つ。

「我々はどちらも母国のために最善を尽くすだけ」と言うボアテングは「それでもフェアーに戦う」と強調した。レヴァンドフスキもFCB.tvのインタビューでは「シーズン中は毎日彼らと一緒に練習しているのに、今回は対戦することになる。90分だけだからいいけど。最終的には両チームが予選通過を果たし、決勝戦で再び顔を合わせられるよう願っている。

決勝までは、まだまだ長くて険しい道が続く。大会は始まったばかりで、ポーランドもドイツも共に初戦を制しているだけに気軽にパリでの直接対決に臨むことができる。勝てば決勝トーナメント進出がほぼ確定するという一戦だが、敗者にも予選突破のチャンスは残される。レヴァンドフスキは「ドイツが優位であるのは言うまでもない。グループステージだけの話ではない、ユーロの優勝候補だからね。しかし、少しでも運が我々に味方してくれればチャンスはある。ポーランドがドイツを苦しめられることは、前にも証明しているし」と語った。

試合前にコンタクトはとらず

彼が引き合いに出したのは、ワルシャワで行われたユーロ予選で、ドイツがポーランドに敗れた試合である。今回はそうはさせないとボアテングは「(本大会)2連勝することが重要」だと語り、「彼らは強敵だが、我々が自分たちのサッカーをすればなんとかなる」とコメントした。ドイツ代表のディフェンスラインを統括するボアテングは、「スーパーストライカー」のレヴァンドフスキ一人に気を取られてはいけない、ポーランドには「レヴァンドフスキのほかにも良い攻撃陣が揃っている」と注意を呼びかけた。初戦の北アイルランド戦では、元アウクスブルクのアルカディウシュ・ミリクが決勝点を決めている。

ビッグマッチを前にチームメイトとコンタクトをとることはない、とレヴァンドフスキは語る。「最後に話したのはミュンヘン。自分のチームに集中したい」のが理由だとポーランドのスーパースターは話した。彼は「面白い試合」になることを願うと同時に「勝点を取れたら良いのだが。1点でも、3点でも、いずれにせよ取れれば我々にとっては大金星だ」と続けた。ボアテング率いるドイツも、そうはさせじと闘志を燃やしている。